経営学A・C

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 1 通年 秋 庭   太

テ┃マ 実社会と経営学の接点を探る

講義のねらい
 あえて経営の理論書を用いず、 エッセイ風に書かれたテキストを用います。 しかし理論書ではないといってもすべてが経営学者によって書かれたものであり、 理論的な視点が随所にあらわれています。 本講義では講義の前半でテキストの内容を簡単に説明し、 後半、 それに関連した理論を簡単に紹介するという方法をとりたいと思っています。 テキストは経営の入門書と題されていますが、 必ずしも体系的に整理されてはいません。 しかし、 この点については講義の中で補完していきます。

講義のながれ
 基本的にこの講義はテキストに準拠した形でおこないます。 ここでは皆さんに興味を持ってもらうためにテキストの目次を紹介しておきます。 大変読みやすい本ですからぜひ講義を履修しない人も入手して読んでみることを勧めます。
 1. 職場の 「ぬるま湯体質」 と社員の 「やり過ごし」 「尻ぬぐい」 が組織を支える
 2. 大企業は問題の巣窟である
 3. 組織ってこんなに抗争体質
 4. 「会社のため」 が会社を滅ぼす
 5. なぜ組織は必要なのか?
 6. 敵同士、 利己的なメンバー同士でも協調行動が生まれる不思議
 7. 日本的経営
 8. 任せることの機微に迫る
 9. 年功昇進システムは 「平等と温情」 とは裏腹な 「激しい競争と残酷」 という複数の顔を持つ
10. 女たちの踏み絵
11. 「会社人間」 が燃え尽きないために知っておくべきこと
12. 個人の引き起こした事件が支店・本店・監督省庁ぐるみになるとき
13. 「個人」 の視点にたったあたらしい組織作りの理論
14. ミドルたちはどうしたら元気になれるのか?
15. 競争とはなにか?
16. 業界標準をめぐる熾烈な競争戦略
17. 競争の優劣を分かつ営業の革新と経営戦略
18. 国際舞台で企業の生き残りをきめる CIA 流情報戦略とは何か?
19. ライバルは最大の友人である。
20. 持続的な製品開発力はどうしたら生み出されるのか?
21. 個人の意思決定と集団の意思決定を比較する
22. 悩める交渉者のための処方せん
23. 日本企業の意思決定原理としての 「未来傾斜原理」
24. すぐれた組織の意思決定

最初の講義でアンケートをとりますので必ず出席するようにしてください。

学習上の留意点
講義を妨害したり、 他人の迷惑になることについては厳重に注意します。 場合によっては退出を命じます。 この際は出席の扱いになりません。
 

成績評価
 基本的には期末試験によって評価しますが、 講義中の積極的な質問は大きな評価の対象となります。

 

テキスト 別冊宝島編集部編 『よく分かる 経営学・入門』 宝島社文庫

 


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