開発組織

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 3 後期 斎 藤 千 宏

テ┃マ 南アジア諸国の NGO

講義のねらい
 NGO (非政府の公益団体) は、 北側先進国の専売特許ではない。 「南」 の発展途上国においても近年急速に成長し、 国づくりに大きな役割を果たすようになっている。 インド、 バングラデシュなどの南アジア諸国では、 とりわけ NGO の活動が活発である。 これらの国々は、 貧困、 男女間の不平等といった面で、 世界で最も深刻な問題を抱えているが、 同時に、 この地域の NGO が始めた問題解決方法が、 モデルとしていくつも世界に広がっていったのも事実である。
 本講義では、 この南アジアの代表的 NGO を素材として取り上げ、 それらの NGO が、 どのような組織形態を発展させ、 効率的・効果的に問題解決に取り組んでいるかを学ぶ。

講義のながれ
1 節 総論 地域からの社会づくりと NGO の役割、 南アジア概要
2 節 バングラデシュ−−−永続可能社会をめざした NGO の活動
3 節 インド−−−NGO 大国の素顔、 社会開発と経済開発の意味を考える、 ジェンダー平等と開発
4 節 ネパール−−−参加型開発とは何か
5 節 パキスタン−−−イスラム教と開発の接点
6 節 スリランカ−−−サルヴォーダヤ運動とわたしたち

学習上の留意点
  2〜3 回の講義のたびに、 不明点などの質問を作成する時間を設ける。 翌週に (私は) 答える。
 ビデオを援用した授業にしたい。
 

成績評価
 小論文形式の試験を実施する。 ノート持ち込み可能。

 

テキスト 斎藤千宏 編著 『NGO が変える南アジア−経済成長から社会発展へ』 コモンズ、 1998 年


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