中小企業論

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 3 通年 秋 庭   太

テ┃マ 中小企業とベンチャー

講義のねらい
 バブル崩壊を契機として、 経済を取り巻く環境が急速に変化しています。 この環境変化は日本だけの現象ではなく、 アメリカおよびアジア諸国でも同様に見られる現象です。 この環境変化の中で、 重要な経済活動の担い手として注目されているのが、 ベンチャーといわれる中小規模の企業です。
 ベンチャー企業は、 急速な成長と雇用創出を実現する牽引となり、 かつてアメリカが経済的苦境に立たされたときにも、 経済の担い手として重要な役割を果たしたことはよく知られています。
 本講義は、 中小企業やベンチャーを中心としながら、 大企業や地域の中小企業の新規事業創造をも射程に入れて講義を展開します。 講義では代表的な急成長ベンチャーのみならず、 比較的小規模のベンチャーおよび、 地域の中小企業の事業創造事例も事例として紹介します。
 実際の事例および映像資料を多く用いることにより、 理論と実践の接点を紹介し、 リアリティのある講義を目指したいとおもっています。

講義のながれ
 1. 講義概要とアンケート
 2. ベンチャーと一般中小企業
 3. 中小企業およびベンチャーのマネジメント
 4. アントレプレナーシップ
 5. アイディアの源泉とスタートアップ
 6. 中小企業およびベンチャーの戦略 (1)
  コンセプトと戦略の関係性
 7. 中小企業およびベンチャーの戦略 (2)
 コンセプトづくりのプロセス
 8. 中小企業およびベンチャーの戦略 (3)
  ネットワークを通じた相互作用
 9. 中小企業およびベンチャーの成長 (1)
  企業の成長理論
10. 中小企業およびベンチャーの成長 (2)
  企業の変革プロセス
11. 中小企業およびベンチャーの組織
12. 中小企業およびベンチャーの技術戦略
13. 中小企業およびベンチャーと地域
14. 社内ベンチャー
15. ベンチャーとインキュベーター
16. 福祉ベンチャーの現状
 おおまかな流れは以上のように考えています。 それぞれ項目ごとに複数回おこなうことを考えていますが、 アンケートの結果や皆さんの興味にしたがって、 講義のトピックを増やす可能性もあります。 映像資料や実際の事例を多く用いて講義をおこないたいと考えています。 初回のアンケートは重要な講義資料となりますので、 必ず出席してください。

学習上の留意点
 講義を妨害したり、 他人の迷惑になることについては厳重に注意します。 場合によっては退出を命じます。 この際は出席の扱いになりません。
 

成績評価
 基本的にはレポートと期末試験によって評価しますが、 講義中の積極的な質問は大きな評価の対象となります。

 

テキスト 最初の講義で指示します。


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