非営利マーケティング論

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 2 通年 小 木 紀 親

テ┃マ マーケティング研究における非営利マーケティングの現状と展開

講義のねらい
 近年、 非営利組織は、 経済のソフト・サービス化の要請から、 また社会活動の様々な必要性から、 その重要性がますます高まっている。 さらに、 その時代の潮流に合わせ、 各非営利組織が、 自らの諸問題の解決策として市場 (営利組織) のマーケティング活動に注目しつつある。
 そこで本講義では、 いわゆるマーケティング論と非営利マーケティング論の相違をきっちり把握することから始め、 非営利マーケティングの本質をみていきたい。 具体的には、 まず前期において、 マーケティング自体とマーケティング理論の把握をしっかりとしてもらう。 後期からは、 非営利のマーケティングを、 ソーシャル・マーケティングや事例研究を交えながら概観していきたいと考えている。 できるだけ、 マーケティング論を履修した後、 本講義を履修することが望ましいが、 本講義において非営利組織の経営・戦略に過度に期待をしているとすれば、 その考えをマーケティング論の延長線上に非営利のマーケティングが存在しているものだと改めて受講してもらいたい。

講義のながれ
前期
 1. イントロダクション
 2. 非営利マーケティングとは@
 3. 非営利マーケティングとはA
 4. ヒット商品研究@
 5. ヒット商品研究A
 6. 現在のマーケティング・モード
 7. マーケティング理論の基本体系
 8. 製品戦略
 9. 価格戦略
10. 流通チャネル戦略
11. プロモーション戦略@
12. プロモーション戦略A
13. 前期総括

後期
 1. マーケティングの基本体系
 2. 非営利のマーケティング@
 3. 非営利のマーケティングA
 4. 非営利のマーケティングB
 5. 社会志向のマーケティング@
 6. 社会志向のマーケティングA
 7. 環境主義マーケティング
 8. サービス・マーケティングの重要性@
 9. サービス・マーケティングの重要性A
10. 非営利企業の事例研究@
11. 非営利企業の事例研究A
12. 非営利企業の事例研究B
13. 後期総括

学習上の留意点
 不適切な受講態度 (飲食、 携帯電話の使用、 帽子の着用、 私語など) は絶対に認めない。 特に、 私語については厳しく注意するので、 そのつもりで受講すること。
 

成績評価
 基本的には、 出席状況、 受講態度、 課題レポート、 学期末テストなどから総合的に判断する。

   

テキスト 小木紀親 著 『マーケティング・ストラテジー』 中央経済社


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