障害者福祉論

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 2 通年 野 崎 泰 志

テ┃マ 国際的に見る障害者福祉−−−その理念と施策

講義のねらい
 障害の概念の変遷・障害者福祉の理念及びその対象・法体系とリハビリテーション体系などの社会的・歴史的背景を踏まえて、 各論として、 特殊教育や福祉サービスの現状、 それらを担う組織や専門職、 障害者の雇用と社会参加などを論じる。 また、 「国連障害者の 10 年」 以降の国際的動向と日本の対応を振り返り、 特に途上国における障害者福祉政策の現状を Community Based Rehabilitation (地域に根ざしたリハビリテーション) を通して概観し、 国際的な視点から、 地域社会における障害者福祉の今後のあり方を論じる。

講義のながれ
前期
 1 はじめに
 2 ノーマライゼイション
 3 リハビリテーション
 4 自立生活とエンパワーメント
 5 障害の定義と実情
 6 障害者福祉の歴史・前講までのミニテスト
 7 国際障害者年−完全参加と平等
 8 アジアの障害者と CBR (地域に根ざしたリハビリテーション)
 9 同 上 (ビデオ上映)
10 ADA (アメリカ障害者法) と機会平等
11 障害者の人権と当事者運動
12 国連アジア太平洋障害者の 10 年と DPI (障害者インターナショナル)・前講までのミニテスト

後期
 1 障害者基本法とその施策
 2 障害者プラン
 3 障害者福祉を支える法体系
 4 障害者と社会保障制度
 5 障害者福祉サービスの体系
 6  同 上(前講までのミニテスト)
 7 障害者援助の原則・方法と専門職
 8 障害者と民間活動・ボランティア
 9 障害者と文化・スポーツ
10 障害者と CO (コミュニティ・オーガニゼーション)
11 スウェーデンの障害者とノーマライゼイション
12 おわりに

学習上の留意点
 社会福祉士国家試験受験希望の方は、 3 回のミニテストと学年末試験をがんばって下さい。 携帯電話は電源を切ること。 私語などの迷惑行為があれば退席していただきます。 ペナルティが 3 回になれば単位認定いたしません。
 

成績評価
 ミニテスト各 10 点、 前期レポート 30 点、 学年末試験 40 点の合計 100 点。 きちんと学習すれば優になります。 ボランティア先などは紹介しますので、 障害者福祉に関する体験レポートを提出すれば、 最大 20 点加算します。
 

テキスト 福祉士養成講座編集委員会編 『社会福祉士養成講座 障害者福祉論』 中央法規


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