財務会計

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 2 通年 新 谷   司

テ┃マ 経済社会と財務会計との関係を理解する

講義のねらい
 会計 (財務会計と同義) は、 個別企業における財務情報の作成、 公表の手段であると同時に株式会社、 証券市場を対象とした社会的規制の手段でもある。 社会的規制の手段としての会計を会計規制と表現すると、 本講義はこの会計規制がいかなる構造、 機能を持ち、 経済社会 (資本主義) とどのような関係にあるのかについて学ぶ。 特に、 経済社会の変化が会計規制に与える影響や会計規制の変化が経済社会に与える影響について学ぶ。 ただ、 会計規制の構造、 機能および会計規制と経済社会との関係を学ぶためには、 会計の基本的知識を必要とするため、 本講義では既修得の基本的知識の確認から始める。

講義のながれ
前半
 1. 経済社会と会計規制
 2. 財務諸表の体系および内容と会計規制
 3. 営業活動の会計
 4. 財務活動の会計
 5. 利益処分等の会計
 6. キャッシュフロー計算書
 7. 連結財務諸表、 持分法
 8. 外貨換算
 9. 監 査

後半
 1. 企業会計と会計規制
 2. 会計規制の構造
 3. 会計規制と会計理論
 4. 日本の企業会計規制の歴史
 5. 日本の企業会計規制の新展開
   (会計ビッグバン)
 6. 国際会計基準と日本の企業会計
 7. 現代会計の論点
 8. 現代会計の課題

学習上の留意点
 知識の積み重ねが重要なので欠席、 遅刻はしないように。 時々小テストを実施する予定。 授業中の私語、 無許可の離席は厳禁。
 

成績評価
 成績評価は小テストと学年末の試験の結果を総合して行う。 出席も加味する。

 

テキスト 遠藤孝、 小栗崇資、 新谷司、 徳前元信 『新世紀の企業会計論』 白桃書房 (2001 年 4 月出版予定)


(C) Copyrighted 2001 Nihon Fukushi University. All rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。