生徒指導論

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 3 集中 岩 橋 能 二

テ┃マ 生活指導の発見・創造−−−自立と自治の力を育てる−−−

講義のねらい
☆生活指導 (生徒指導) の独自分野と側面としてのその生活指導について考え、 生活指導とは何かをとらえる。
☆天皇制下の教育 (教化) における生活指導を考え、 その中で、 それと対抗的に生まれた、 子どもの生活に立脚した生活指導の登場を歴史的にとらえる。
☆民主教育の展開が可能になった戦後の流れの中で、 子どもたちの不幸な現実が現れている。 子どもたちの生活に何が起きているのかをみつめ、 その不幸の源を考える。
☆子どもの権利条約は世界共通の子ども観を示している。 子どもたちが生活の主人公となる保障について考える。
☆自立と自治の力の獲得はどのようにして可能になるか。 そのための生活指導はどのように展開すればよいか。
−−−全体として、 これらをふまえて生活指導の姿をとらえてほしい。

講義のながれ
生活指導とは何か
生活指導の発見・創造−−−日本の教育の中で−−−
子どもたちの危機−−−その根源を考える−−−
子どもの権利条約とその子ども観
子どもの自立・自治の力をどう育てるか

学習上の留意点
 学生は誰でも自分の小・中・高校時代の生徒指導に出会っている。 また子ども時代のくらしを持っている。 このことと関わりながら、 より望ましい生活指導のあり方を考えてもらいたい。

成績評価
 論文テストによる。

テキスト 文部省 『学習指導要領 (中学編・高校編)』
国連子どもの権利条約をすすめる会 『子どもの権利条約ノート』


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