公民科教育論

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 3 後期 松 谷   務

テ┃マ 「公民科」 教育の歩み、 あり方と実践を考える

講義のねらい
 高校の 「公民科」 は、 現行の学習指導要領によって誕生した教科である。
 その@成立の経緯、 A目標、 B分野・内容、 C教材・扱い方、 D具体的展開法などを扱う。 その際、 旧社会科と、 その 「公民」 分野の歩みを振り返り、 継承すべき点も学ぶ。 また、 現代の諸問題に取組む学習を重視し、 さらに、 主体的な学習法についての実践の一端を検討する。 「公民科」 を中心に、 教育全般の実践と研究を発展させる、 そのあり方についても考えたい。

講義のながれ
 1 敗戦までの 「公民」 と、 社会科の誕生
 2 高校 「社会科」 の歩みと、 高校 「公民科」 の誕生
 3 新学力観と、 学習指導要領 「公民科」 目標
 4 公民科と総合学習
 5 主体・共同学習の方法
 6 敗戦と、 国民主義・天皇制、 専守防衛
 7 人権と、 少数者・社会的弱者
 8 規制緩和、 開発プロジェクトと、 住民の生活
 9 人口増加、 資源エネルギー多消費下の環境保全
10 南北格差がもたらす内なる国際化と、 異文化への対応
11 不安な社会がもたらす宗教のカルト化
12 「公民科」 の授業計画と、 授業と学習の評価

学習上の留意点
 自ら学習するよう求めます。
  @ 諸君の、 積極的参加を求め、 スピーチ・討論を行う。
  A 講義の準備として、 適宜、 小レポートを宿題として課す。
  B 欠席・遅刻・早退への節度を求める。
 ※ 初回は、 万障繰り合せての出席を求めます。

成績評価
 レポート試験、 小レポート・スピーチ・討論などによる。

テキスト 文部省 『高等学校学習指導要領解説・公民編』 実教出版


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