行 政 法

単位数 学年配当 開講形態 教員名
4 3 通年 斎 藤 友 之

テ┃マ 行政の仕組みと民主統制を学ぶ

講義のねらい
 現在、 1700 余りあるわが国の法律の大部分は、 いわゆる行政に関する法規です。 これらの法律は、 実は私たちの生活に深くかかわっています。 例えば、 家を建てるときは建築基準法や都市計画法の規制を受けることになります。 道路交通の安全通行を確保するための道路交通法、 行政から受けた被害を救済する国家賠償法などがあります。
 行政法は、 これらの行政法規に共通する基本的な考えや問題を取り扱おうとするものです。 その基本原理は何か、 行政の仕組みはどうなっているのか、 行政はどのような手段を用いて国民に接しているのか、 行政によって受けた不利益を救済する手段はどうなっているのか、 といったテーマを可能な限り図表と実例を交えて講義します。 その上で、 行政の仕組みと民主統制を考えていきたいと思います。

講義のながれ
1. 行政法の基礎
2. 行政の仕組み
3. 行政の行為形式
4. 行政上の強制措置
5. 行政過程における私人の地位
6. 行政手続
7. 国家補償
8. 行政救済

 *上記の各項目をそれぞれ 3 回程度に分けて講義していきます。

学習上の留意点
 新聞等で行政に関する記事のスクラップなどを行い、 日頃から法的素養あるいは法律用語に慣れるように心懸けて下さい。 また、 教科書はもちろん六法全書も授業に持参して下さい。

成績評価
 出席 (20%)、 レポート (30%)、 学年末試験 (50%) の総合評価とします。 出席はとります。 レポートは 3 回を義務とし、 必要に応じて課します。 学年末試験は記述式とします。

テキスト 長野秀幸・川崎政司著 『行政法がわかった (改訂版)』 法学書院、 2000 年 3 月


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