障害児の病理と保健T

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 3 前期 二 木   立

講義のねらい
 講義のねらいは以下の三つです。 第一は、 学生諸君が、 将来、 養護学校や障害児施設等で障害児の教育・療育に携わる際に不可欠となる 「障害児医学」 (身体障害児についての基礎医学と臨床医学) の基本的知識を身につけること。 第二は、 この講義を通して、 学生諸君に、 医学的なものの見方・考え方・センスを身につけてもらうこと。 第三に、 社会福祉士国家試験の 「医学一般」 についての知識を、 身につけてもらうこと。

講義のながれ
(全 12 回の場合。 一部変更の可能性あり)
総論第 1 回:オリエンテーション、 神経系の構造と機能
  第 2 回:体表・骨格・筋系
  第 3 回:小児の成長・発達とその障害                ※第 1 回小テスト
  第 4 回:障害児の疫学と障害の原因                 ※同解説
  第 5 回:障害児の予防、 診断と治療
  第 6 回:障害児のリハ+教育措置基準と身体障害者福祉法の障害区分  ※第 2 回小テスト
各論第 7 回:脳性マヒ (CP)                       ※同解説
  第 8 回:CP 以外の運動障害 (「肢体不自由」)
  第 9 回:視覚・聴覚障害                      ※第 3 回小テスト
  第10回:内部障害 (「病弱」)                     ※同解説
  第11回:重症心身障害児                      ※レポート提出
  第12回:まとめ− 「100 のポイント」 の質疑応答、 レポート講評等    ※第 4 回小テスト

学習上の留意点
 これは講義概要の 「要旨」 です。 講義履修者は、 必ず、 下記 「資料集」 所収の 「全文」 を読むこと。
 リハビリテーションについては時間の制約上 1 回しか話せないので、 興味のある学生は 「リハビリテーション医学」 を履修のこと。
 講義中に 4 回小テスト (毎回講義冒頭の 10 分間) を行い、 学生の勉学意欲を喚起するとともに、 学生の理解力・到達度を確認します。 小テスト 3 回以上受験を、 本テストの 「受験資格」 にします。
 講義を 「双方向的」 なものにするために、 次の 3 つの方法で、 質問・要望等を遠慮なく出してもらいます。:(1)毎回の講義の最後 10〜15 分に質問・要望等を受け付け。 (2)後述する小テストの解答用紙の余白に質問・要望等を記入。 (3) 「学生相談日」 の設置 (私の担当科目共通。 水曜 6 時 10 分〜7 時)。

成績評価
 成績評価の 「配点基準」 は以下の通り:(1)本テスト 80 点、 (2)小テスト 10 点、 (3)レポート 10 点。
 なお、 本テストも小テストも、 問題は予め公開した 「100 のポイント」 =問題のプールからのみ出題します。

テキスト (1)  『障害児の病理と保健T資料集 (2001 年度版)』
(2) 高松鶴吉 『療育とは何か』 ぶどう社、 1990年。 または、 上記 「資料集」 で推薦した障害児医学・医療に関する本。
− (1)は、 必ず講義開始前に購入すること。 第 1 回講義から、 テキストを持っていることを前提に行います。
  (2)の中から 1 冊を選んで、 レポートを提出すること (400 字×5 枚。 ただし、 努力目標)。


(C) Copyright 2001 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。