保育の歴史 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
---|---|---|---|
2 | 3 | 後期 | 宍 戸 健 夫 |
テ┃マ |
講義のねらい |
私たちのまわりの幼い子どもたちは、 私たちを確実に追いこし、 21 世紀にむけてはばたいていく存在です。 ですから、 私たちの保育・教育は、 将来に向けて人間がどう生きるのか、 という課題をふくみこんでいなければなりません。 歴史を学ぶということは、 過去の事実のあれこれを知るというだけでなく、 私たちの先輩たちがどう生きたのかを知ることを通じて、 未来に向けて私たちがどう生きなければならないのかをさぐりだすことが、 歴史を学ぶということなのです。 |
講義のながれ |
T 近代社会における子育て観 1. 近代以前の子育て 2. 子どもの発見とルソー 『エミール』 3. オーエンの人格形成論と幼児学校 (Infant School) 4. フレーベルの遊び論と幼稚園 (Kindergarten) U 近代国家の成立と幼児保育 1. 近代国家と学校としての幼稚園 2. 新教育運動と幼児保育の革新 3. 働く婦人と保育所の思想 4. 戦争と子育て V 第 2 次世界大戦後における幼児保育 1. 2 つの制度−幼稚園と保育所 2. 保育実践の展開 3. 保育研究運動と集団保育の思想 4. 保育要求運動の発展 W 世界の保育と日本の保育−−−21 世紀にむけて |
学習上の留意点 |
参考書として、 宍戸著の 『保育の森−−−子育ての歴史を訪ねて』 (あゆみ出版) を使います。 |
成績評価 |
学期末のレポートと平常の出席を加味して行う。 |
テキスト |
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