保健衛生学

単位数 学年配当 開講形態 教員名
2 3 前期 篠 田 道 子 

テ┃マ 21 世紀における保健衛生事業について多角的に考える

講義のねらい
 人間の健康問題と、 その対策について、 個人・地域・国レベルで考え、 これらがどのように関連し合っているのかを検討する。 特に介護保険制度施行後の保健事業は新たな展開をみせ、 医療や地域リハビリテーション体制づくり、 プライマリー機能の拡大、 寝たきりや痴呆予防の総合対策への取り組みなど新しい時代にふさわしい事業を考える。
 また、 世界一の長寿国であるわが国では、 単に寿命を延ばすという量的な課題から、 いかに健康で有意義に生きるかという質的な課題に直面している。 本講義では、 国民の健康づくりに必要な対策について、 特に一次予防の視点から考えると共に、 保険医療福祉サービスの有機的な連携について、 生活習慣病を中心に考える。

講義のながれ
1 . 21 世紀における国民の健康づくり
 1 ) 生活習慣病とその現状
 2 ) 疾病・障害の予防の概念と対応策
 3 ) 廃用症候群と対応策
 4 ) 健康日本 21
2 . 高齢者と保健医療体制 (寝たきりや痴呆の予防の総合的対策を中心に)
 1 ) 介護保険・老人保健事業・ゴールドプラン 21
 2 ) プライマリーケアと医療体制
 3 ) 地域リハビリテーションとケアマネジメント
3 . 保健衛生対策
 1 ) 感染症の問題とその対策
 2 ) メンタルヘルスケアとその対策
 3 ) 保健衛生とリスクマネジメント

学習上の留意点
 保健衛生を取り巻く状況は刻々と変化しています。 学生は常に最新の情報収集につとめ、 リアルタイムに学ぶ姿勢が必要です。 具体的には、 @新聞の保健衛生に関する記事をスクラップする、 Aインターネットで最新の保健衛生情報を入手する。

成績評価
 期末試験と講義中に実施する2回のミニレポートで総合的に判断する。

テキスト 特に使用しない。 毎回レジュメを配布する。
必要な文献を講義の進行にあわせて紹介する。


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