経済学

単位数	学年配当	開講形態	教員名
4	2	通年	近　田　錠　二

テ┃マ

経済のしくみを理解し､現代の経済的諸問題を考える

講義のねらい

　この講義のねらいは 2 つあります｡ひとつは現実の経済のしくみについての基礎的知識や経済理論の基礎を身につけ､新聞の経済記事や日々の経済の動きをおおよそ理解できるようにすることです｡もう 1 つは､日本の経済社会が直面する､雇用､財政､社会保障､グローバリゼーション等の重要な経済的諸問題を認識し､これらの諸問題をめぐる各種の議論や政策の意図なり､妥当性なりを自ら判断できる能力を養うことです｡
　グローバル経済の展開と長期不況下で､いま日本の経済・社会システムは大きく変化しています｡それはどのような方向に進もうとしているのか｡私達の生活にどのような影響を及ぼしているのか､あるいは自分はいま､どのような時代に生きているのか､といった関心をもって授業にのぞんで下さい｡

講義のながれ

前期
　1．市場経済と経済学
　2． GDP と経済成長
　3．景気と有効需要
　4．景気変動の理論
　5．金利と金融市場
　6．金融政策
　7．財政のしくみ
　8．財政政策
　9．税制
10．貿易と国際収支
11．為替レート
12．日本的経営

後期
　1．グローバリゼーションと企業経営
　2．バブルと平成不況
　3．規制緩和と雇用問題
　4．景気対策と公共事業
　5．財政赤字
　6．財政改革
　7．社会保障制度と市場経済
　8．社会保障制度改革
　9．不良債権と銀行
10．金融システムの変化
11．環境と経済
12． IT 革命と日本経済

学習上の留意点

　1．新聞の経済記事を読む｡
　2．講義ノートをとる｡レジュメを活用する｡
　3．理解できないことは質問する｡

成績評価

　学年末テストとレポートあるいは中間テスト｡

テキスト

使用しない｡