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武豊町における防災フィールドワークについて

レポート
2022年02月14日

行政専修の田中ゼミ(3年)では、地域協働の一環として、武豊町の馬場区における防災まちづくりの取り組みに関わっております。先日、1月25日火曜日、現地に出向き、関係者との意見交換や活動フィールドとなる祠峰公園などの視察学習を行ってきましたので、その模様を報告します。

【参加学生の気づき】(抜粋)

  • 祠峯公園に到着した際、純粋に広くて良い公園だなと感じた。加古さんや薄井さんのお話を聞くうちにその「広い公園」という認識が一転したことを感じた。防災という観点から公園を見たことがなかったので少し意識して見てみると考えて作られていることに納得することが出来た。意識してもらうにはやはり話を聞いてもらうことが大事になってくると考えられるので地域の集まりというのは大切な機会となるのだなと思った。そういった集まりも限られた人しか参加できないものではなく誰でもそろって参加できるものでなければ地域づくりのそのさらに基盤を作ることが難しいということを学んだ。ヨソモノである私たちが地域の力になろうと意気込むことはあるべき姿であるが、その地域が現在持っている力を把握しないと活動に移すことができない場合もあることを知った。
  • 初め公園に足を踏み入れた時は、特段周りの公園と変わらないのではないかと思ったが、東屋がテントになったり、イスがトイレになったり、風の影響を考えて遊戯を配置していたりと様々な工夫があった。加古さん、薄井さんらの資源を無駄なく使えるものを使っていくことや、公園の整備を良い意味で頑張りすぎず、気負わずにやれる所までやる姿勢が継続の秘訣だと思った。少しの意識の変化が地域力に繋がると感じた。  あと、期待とは違ったこととして、個人的に地域を巻き込んだ運動会という案はとても良いものだと思っていたが、大きな規模で直ぐに実行に移していくのは難しいと分かった。小さなところから徐々に広げていくにはどうすれば良いのか考えていく必要があるし、お話を聞いた限り、価値観の違いも大きく実行できるかに関わっていくので、運営に携わる人の意見を聞いていかなければならないと思う。また、武豊町の中でも、顔見知りが多く繋がりが感じられる地域もあれば、そうでも無いところあるとお話されていたので、まずは、どの地域がどんな状態なのか、住民はどう思っているのか知る必要があると思う。なかなか大変だと思った。
  • 今回のフィールドワークで実際に祠峯公園を見たことで、実際に現場を見る事の重要さを知ることができた。防災運動会を企画していたが、公園の規模や道具を見て、実際にやるとしたら多くの改善する点があった。何かイベントを行うときには、まずは現地の様子を実際に見る事が重要であることを実感した。  次に、地域の現状も配慮する必要があることを学んだ。知らない地域でいきなりイベントを行おうとしても無理がある。なので、地域の人が集まる時などに少しずつ活動し、地域の理解得る必要がある。公園の使い方について、長い時間かけて理解してもらった話からも分かるように、関係作りにはかなり長い時間がかかるので、長期的に計画していくことや次につなげることを意識しなければ成功はしないことということを理解する事ができた。
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