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(2) 施設等からの相談対応結果
表 4 相談施設の属性
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(3) 相談内容の分類 相談内容の分類を表 5 に示した. 一人の相談に対して, 関連した複数の福祉用具や支援機器の相談を受けている. 表 5 において, のべ件数合計 210 件に対し, コミュニケーションエイド (18%), 操作スイッチ (16%), パソコン関連 (16%), 補助用具 (14%), 姿勢保持・座位保持用具 (9%), 移動用具 (5%) の順に多かった. (4) 適合相談の実践例 1) 障害児への相談対応 【学校での活動拡大のための座位保持装置を備えた車いすの適合】 概要:脳障害後遺症による四肢マヒおよび言語障害を持つ学生. 自ら座位姿勢を保持することが困難で反射による過緊張あり. 学校での活動を拡大するために姿勢を保持し, 活動内容によっては座位姿勢をとれるようにする等, 姿勢変換もできるようにしたい. 対応:モジュラー式車いすを適用し, 身体状況に合った車いすアライメント調整を行なった. アンカーサポート (骨盤後傾防止) 付ジェルタイプ座クッションおよび骨盤サポート, 体幹サポート付バックレスト, 頭部サポートを備えた座位保持装置を適用し調整した (図 1). 今後は, 担任教諭等とともに学校活動の中でモニタリングを行ない, 補装具給付制度 (身体障害者福祉法) を利用し, 導入予定. (現在継続中)
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表 5 相談内容の分類(数値はのべ件数)
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Copyright(C):2006, The Research Institute of System Sciences, Nihon Fukushi University