NEDO研究会初事業に本研究所の提案が採択!
テーマは「重度障害者における座位保持装置のCAD/CAMシステム開発」


 このほど、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の即効性地域新生コンソーシアム研究開発事業に、本研究所を含めた研究共同体の提案が採択されました。
 研究開発のテーマは「重度障害者における座位保持装置のCAD/CAMシステム開発」で、研究開発期限は今年度1年間です。
 これまで、車椅子は標準的な身体形状を前提として製作されたものが多く、重度の障害を持った人々の利用にはかならずしも適切でなく、一種の床ずれが生じるため、オーダーメードによる障害者固有の身体に即した座位保持装置を製作いたしました。
 これは車椅子の製作技術がおくれているというより、これまでの量産技術が障害者
個々に適した車椅子開発に向かわず人体を標準化した製品にあてはめるという方向で進んできたため生じたとい言えます。今回の開発は、最新のデジタル技術を駆使して、身体計測、解析、CADによる車椅子設計及びデータによる機械加工を行い、一人一様の車椅子製作に最適なシステムを開発することを目的としています。
 この研究開発の研究共同体は、本研究所、(株)ソラ・ユニバーサルアーカイブス、(株)マクシス、及び工房バリアフリーによって構成されており、研究代表者は
本研究所員の山羽和夫教授(情報社会科学部)があたります。


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