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この学習意欲を汲み上げなければならない. 意欲さえあればパソコンが使えないなどということがあるはずがないのである. 実際に高齢者にパソコンが使えないという理由を見出すことの方が難しい. あえていうと1)キーボードに対する不慣れ2)ディスプレイのような発光体画面でのやり取りに対する不慣れと文字の小ささ3)ローマ字かな漢字変換がわからない4)おびただしいトラブルが自分の経験の無さのせいではないかと考えてしまう, などである. 他にもあるがここでは長くなるので省略する. しかし, これらはいずれも若干の練習によって解決できることばかりである. とするとパソコンが若年者の占有物であり, 高齢者に不適と考える理由は何もない. シニアネット発足からの経緯
具体的活動としては日本福祉大学生涯学習センターで, シニア向けパソコン講座を開くことで, この実験のスタートとすることとした. それ以降の経緯をまとめると以下の通りである. |
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地域社会での新たな連帯
このシニアネットのホームページが一応完成を見たことは喜ばしいことである. その内容を見ると, 年輪の深さを思わせる内容のものが随所にあり, よくある一般の個人ページのような単なる自己満足だけではないことがわかる. 今後は表現の問題や全体の方向をどのように持っていくのかという基本的問題に取り組まなければならないが, コンピュータに全く知識のないメンバーが短期間にここまでこれたことに関係者は驚きを感じた次第である.
終わりにここで紹介したシニアネットの URL を記載する. 一度参照されたい. 【引用文献】 1) 通産省生活産業局:高齢社会対応型産業の研究 (1996) |