ふくしで活躍する卒業生voice米山果歩さん

患者さんのほっとした表情が日々の活力になっています

日本赤十字社 下伊那赤十字病院

米山果歩さん

社会福祉学部 2015年3月卒業
長野県/飯田女子高等学校

仕事のやりがいは何ですか。

 入院中の患者さんやご家族と相談をして、社会復帰のお手伝いをする退院支援が主な業務です。また、地域の病院からの転院や通院してくる方の相談窓口にもなっています。病気により障害が残った、介護状態になった等、入院を機に生活の再編が必要になる方も多くいます。
 院内外の多職種の方と協働し、介護保険や障害者手帳等の様々な社会制度の紹介・申請をお手伝いし、少しでも安心して入院生活から日常生活に復帰できるよう支援します。支援方法は、患者さんの人生観が違うように、十人十色です。患者さんが心情を話してくださり、「話を聞いてもらってよかった」とほっとした表情を見せていただけるだけで、日々の活力になっています。

大学時代の学びは、現在どのように活かされていますか。

 障害学生のためのヘルパーや障害児デイサービスでアルバイトをしました。同行援護で町を一緒に歩くと、社会のなかの障害を目の当たりにしました。普段の生活のなかの“当たり前”を考え直す場になり、福祉観を築ける機会になりました。福祉系のアルバイトやサークルで実際に経験できるのは、日本福祉大学だからこそだと思います。

*所属・掲載内容は2020年2月現在