はじめてのふくし21版
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GUDE61© 2004 Nihon Fukushi UniversityI病院、もしくは自宅で病気や怪我で療養している人が、安心して療養生活を行い、健康を回復し、日常生活に戻れるよう支援します。そのために、生活上の援助や指導、診療の補助、家族への介護方法の指導、さらに医師を含めた医療関係者との調整を行い、療養生活が円滑に進められるようにします。主に地域において住民の病気予防や健康の保持・増進のための保健活動を行います。企業で従業員の健康相談にのったり、病院で患者の療養生活への相談にのったりする場合もあります。対象となるのは乳児、妊婦、障害のある人、高齢者、在宅療養者など幅広いです。何らかの原因で身体の機能に障害のある人に、筋力の増強などの運動療法、温熱・電気を使った物理療法を中心に施し、日常生活を送るうえでの基本的な動作能力の回復や機能低下の予防をはかります。介護職員や相談員・支援員など他の職種と連携しながら、生活場面の中での日常生活動作訓練、ケアプランの策定などの役割を担います。何らかの原因で身体の機能に障害のある人に、工作や手芸などの作業、生活動作の訓練などを通じて、機能の回復や機能低下の予防をはかります。介護職員や相談員・支援員など他の職種と連携しながら、生活場面の中での作業訓練、ケアプランの策定などの役割を担います。何らかの原因で言語障害や難聴、失語、言語発達遅延など言語・聴覚の障害をもつ人に対し、専門的な訓練・指導を行い、機能回復や障害の軽減をはかる専門職。斜視や弱視など、見る機能(視能)に障害のある人に、機能回復のための視機能検査と視能矯正訓練を行う専門職。何らかの障害で失った手足の機能の代わりをする義肢、コルセットなどの治療を目的とした装具を製作し、利用者が日常生活をおくるうえで必要な機能の補完をはかり、社会復帰を促進するリハビリテーションを行う専門職。①病院、訪問看護ステーション②あらゆる分野の社会福祉施設①地域の保健所、市区町村の保健センター②病院、訪問看護ステーション③企業①病院、リハビリテーションセンターなど②肢体不自由児施設、重症心身障害児施設、身体障害者療護施設などや一部の特別養護老人ホーム・老人デイサービスセンターなどの福祉施設①病院、リハビリテーションセンターなど②肢体不自由児施設、重症心身障害児施設、身体障害者療護施設などや一部の特別養護老人ホーム・老人デイサービスセンターなどの福祉施設①病院、リハビリテーションセンターなど②難聴幼児通園施設、聴覚言語障害者更生施設①病院、リハビリテーションセンターなど②保健所③学校①民間の義肢装具製作企業(多くは企業に所属し病院、リハビリテーション、肢体不自由児施設に出向く)②補装具製作施設資格名看護師保健師理学療法士 ( PT:Physical Therapist)作業療法士( OT:Occupational Therapist)言語聴覚士( ST:Speech Therapist)視能訓練士義肢装具士資格内容資格が生きる職場保健医療系・リハビリ系

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