はじめてのふくし21版
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50© 2004 Nihon Fukushi UniversitySDGs(持続可能な開発のための目標)いま、世界中の国々で、地球の未来をよりよくしていくために、SDGsに基づく取り組みがすすめられています。SDGsとは、地球環境や経済活動、人々の暮らしなどを含めて、地球全体を持続可能とするために、すべての国連加盟国が2030年までに取り組む行動計画の目標のことです。2015年の国連「持続可能な開発サミット」において、経済成長、社会的包摂、環境保護の3つの要素を調和させながら、2030年までに世界の貧困に終止符を打ち、豊かさと人々の福祉を促進しつつ、環境を保護することを目指す新たな目標と、その実現のための具体的な行動(持続可能な開発のための2030アジェンダ)が定められました。2030アジェンダでは、「誰も置き去りにしない(leaving no one left behind)」を共通の理念として、17開発目標、169ターゲットが設定されています。17の指標の中には、目標1「あらゆる貧困の解消」、目標3「すべての人の健康的な生活確保と福祉の促進」、目標5「ジェンダー平等と女性のエンパワーメント」、目標8「人間らしい雇用の促進」、目標11「包摂的で強靭で持続可能な都市と人間居住の実現」、目標16「平和で包摂的な社会の促進」など、日本福祉大学がこれまで取り組んできた、幅広い「ふくし」の教育・研究活動と深い関わりのある目標が設定されています。また、SDGsを幅広く広報し、世界中の諸機関で取り組みことができるように、世界共通のロゴが定められています。おそらく皆さんも、あちこちでこのロゴを目にすることがあると思います。私たちの毎日の行動や生活はすべて世界とつながっています。足元から地球の未来を考え、よりよい世界の実現に向けて一歩ずつ行動していきませんか。16

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