はじめてのふくし21版
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3「ふくし」の課題とその解決策を考えてみましょう学校教育においては、格差社会を反映して、進学や受験への過熱が続いています。子どもの権利条約の定着を評価する国連の子どもの権利委員会からは、学校教育における「過度の競争」の解消を勧告されてきました。日本の子どもたちへの豊かな子ども期の保障が課題となっています。現代社会においては、年金や医療保険など、高齢者の「ふくし」の課題が注目されていますが、子ども期から人生前半期にかけての「ふくし」の充実が、ますます求められています。子ども家庭福祉・学校福祉・教育福祉の分野へも注力し、子ども・若者、家族を大切にする社会を築きあげていきたいものです。31© 2004 Nihon Fukushi University

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