はじめての「ふくし」第23版
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253「ふくし」の課題とその解決策を考えてみましょう情報技術、すなわち、ICT(Information and Communication Technology)の発展は、私たちの生活様式を変化させるとともに、多様なコミュニケーションの方法を生み出してきました。また、ネットワーク技術を活用した機器開発やサービス提供が広がりをみせ、身近な家電製品もインターネットに繋がってその機能を最大限にいかすようになっています。特にスマートフォンはあらゆる人の生活場面で利用され、私たちの生活にとって、なくてはならないICTの一つでしょう。ただ、“目が見えなかったり、指先がうまく動かないとスマートフォン操作は無理”、“目しか動かないとパソコンは使えない”ことで、障害のある人はICT活用ができないのでしょうか。実は、私たちが学校などで使っているパソコンやタブレットには、障害のある人や高齢者が不自由なく操作できるようにする機能や、文字の拡大や音声読み上げによってホームページを見やすくする機能が最初から入っているのです。このような技術を「アクセシビリティ機能」とか「アクセシブルデザイン」といいます。今後も、音声認識技術やAI(人工知能)を使った障害者向けのアプリ開発や福祉用具開発は、ますます盛んになっていきます。誰もが活躍できる公平で豊かな社会をめざすためには、ICTを利用する知識や技術は欠かせないでしょう。3情報技術はふくしにどう役立つのかTOPIC日本福祉大学ウェルビーイング工学研究センターでは、年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが自分らしく暮らせる社会の実現を目指し、開設初年度となる2025年度に「第1回ウェルビーイング工学アイデアコンテスト」を実施いたしました。本コンテストでは「機器」「情報技術」「建築・環境デザイン」などの工学的アプローチを切り口として、日常生活や地域社会の課題を解決し、ウェルビーイングの向上につながるアイデアを募集し、大学生・一般部門21件、U-18部門389件の合計410件にのぼる応募が寄せられました。2026年1月には、STATION Ai(名古屋市)にて表彰式を開催し、両部門の入賞者計6名が、応募作品の紹介とともに表彰を受けました。ウェルビーイング工学アイデアコンテストウェルビーイング工学アイデアコンテスト「ウェルビーイング工学アイデアコンテスト」ホームページ© 2004 Nihon Fukushi University

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