はじめてのふくし21版
20/68

地域住民のみなさんの理解や参加、協力がなければきめ細かな対応はできません。その人らしく生きていくためには、社会的な孤立をなくし、豊かな人間関係や社会関係があることが大切です。以上のように地域でくらしている様々な人たちを対象にして、地域共生社会を実現していくために、福祉、保健、医療、教育や司法といった多くの専門職や機関・組織が連携して、かつ何よりもそこに住む地域住民のみなさんの気持ちを大事にして、誰もが住みやすい地域づくりをめざしてお互いに支え合っていくことが、0歳から100歳の地域包括ケアという考え方です。国としても、こうした地域共生社会という考え方のもとに、自治体ごとに包括的支援体制の構築が進められているところです。日本福祉大学のある愛知県知多半島では、全国に先駆けて、こうした0歳から100歳の地域包括ケアを実現するための挑戦がはじまっています。18© 2004 Nihon Fukushi University0歳から100歳の地域包括ケア

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る