はじめての「ふくし」第22版
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~大学と地域の協働研究~』を刊行~大学と地域の協働研究~』を刊行地域住民のみなさんの理解や参加、協力がなければきめ細かな対応はできません。その人らしく生きていくためには、社会的な孤立をなくし、豊かな人間関係や社会関係があることが大切です。以上のように地域でくらしている様々な人たちを対象にして、地域共生社会を実現していくために、福祉、保健、医療、教育や司法といった多くの専門職や機関・組織が連携して、かつ何よりもそこに住む地域住民のみなさんの気持ちを大事にして、誰もが住みやすい地域づくりをめざしてお互いに支え合っていくことが、0歳から100歳の地域包括ケアという考え方です。国としても、こうした地域共生社会という考え方のもとに、自治体ごとに包括的支援体制の構築が進められているところです。日本福祉大学のある愛知県知多半島では、全国に先駆けて、こうした0歳から100歳の地域包括ケアを実現するための挑戦がはじまっています。18 子どもから高齢者まで、あらゆる人たちが役割を持ち、お互いに支え合うことができる地域共生社会をどう創出していくか、知多半島のNPO法人、行政、社会福祉協議会、社会福祉法人、医療機関といった現場の方々と、日本福祉大学の研究者が協働して、課題解決に向けて進めてきた研究成果の集大成として刊行されました。(2024年3月)『「0から100歳の地域包括ケア」への挑戦        ~大学と地域の協働研究~』日本福祉大学 地域ケア研究推進センター編大学図書出版より刊行、ISBN978-4-909655-84-4© 2004 Nihon Fukushi University① 人生の最後にどう向き合うか    ―社会的孤立とライフエンディング―② 子どもの生きづらさに寄り添う③ 多職種連携を創出する過程④ 多重層支援体制整備事業への挑戦⑤ 地域の災害・減災にどう備えるか⑥ 人が交わるプラットフォームの創出0歳から100歳の地域包括ケア本書で取り上げている6つのテーマ『「0から100歳の地域包括ケア」への挑戦『「0から100歳の地域包括ケア」への挑戦TOPIC

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