はじめてのふくし21版
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2「ふくし」を支えるさまざまな領域社会福祉には、「〇〇福祉」とよぶ多くの分野があります。図2の社会福祉というピンク色の円の中に書かれている分野がそれです。医療福祉や健康福祉は、心やからだの健康やその回復を支える「ふくし」です。地域福祉は、ふだんの生活を地域で支えあう「ふくし」の実現をめざすものです。児童・家族福祉、障害者福祉、高齢者福祉などは、それぞれ子ども、女性、障害者、高齢者に対する「ふくし」です。司法福祉は、法律で解決する問題も福祉的な援助が必要だということから生まれました。さまざまな領域の「ふくし」は、図2 の一番大きな円に示され、「福祉〇〇」とよばれることが多いようです。福祉経営は、社会に貢献する企業経営や利益を優先しない団体(NPO)の経営、福祉情報は人にやさしい情報技術や情報ネットワークを意味します。福祉機器(用具)の開発、バリアフリー設計にかかわる福祉工学、心のケアを重視する福祉心理学も注目されています。福祉産業、福祉ビジネスに加え、福祉観光といった領域の発展も期待されています。14© 2004 Nihon Fukushi University図2「ふくし」を支える領域福祉法学福祉心理司法福祉高齢者福祉福祉教育児童・家族福祉福祉開発福祉行政法律心理教育国際・語学経済・開発広がる「ふくし」の領域福祉哲学福祉文化福祉スポーツ障害者福祉「ふくし」の中心健康福祉医療福祉地域福祉福祉経営社会福祉の領域哲学芸術文化行政経営福祉工学福祉情報福祉環境スポーツ工学・情報環境健康・医療いのちくらしいきがい

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