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情報社会科学部
学部長

岡川 暁

 福祉機器アイデアコンテストは今回で3回目となります。このコンテストは、柔軟な発想に富む高校生の皆さんに、福祉機器・福祉用具、ユニバーサルデザイン、ハンディキャップに配慮したサービス等を考える機会を提供し、福祉機器に対する関心を高めていただくことを主たる目的としております。
  今年度も昨年までと同様、特定課題、および自由課題の2領域を設定し、アイデアを募集いたしました。特定課題は、「すべての人に“移動”の楽しさを!」とし、好きなときに、好きな場所へ自由に移動するのを手助けする道具・システムに関する作品を受け付けました。自由課題は、「高齢者、障害者、妊婦、幼児など、誰もが快適に暮らせるための”もの”や”サービス”の工夫」とし、アイデア作品を募集しました。
  多くの皆さんからの応募があり、具体的には、特定課題に対して131件、自由課題に対して371件、合計502件の力作が送られてきました。予備審査を通過した特定課題53件および自由課題66件を本審査委員会で審査し、各課題に対し、最優秀賞1件、優秀賞2件、特別賞1件、計8件を決定いたしました。この8件は、「着眼点」・「独創性」・「アイデアの実現可能性」に特に秀でていると判断されたものであります。
  今後もこのアイデアコンテストを継続し、若い人たちがアイデアを公表する機会を提供していきたいと考えております。今年応募していただいた皆さんをはじめ、一層多くの皆さんが参加したくなるような課題を準備しますので、来年もまた、どうぞ腕を振るってご応募下さい。皆さんのアイデアを、我々も楽しみに待っています。
  今年応募していただいた高校生の皆さん、ご指導にあたられた先生方に対し、心よりお礼を申し上げます。