
社会福祉学部 3年
楊 伊寧
(ヤン イニン)
中華人民共和国
『ふくし』を学ぶことは
人が生きる社会を学ぶ
日本福祉大学を選んだ理由
高校2年生の時に「中国高校生訪日団」の一員として、日本に交流をしに来ました。その際、障がい者に 対する日本人の配慮やバリアフリー環境が整っていることを知り、福祉大国である日本へ留学することを決めました。日本福祉大学は、日本で一番歴史があり、福祉分野を幅広く学ぶことができると思い選びました。私は将来、病院で患者さんの支援をしたいと考えていたので、社会福祉学部の医療専修で学んでいます。偏見や差別に苦しむ人を助けたいと思い、体験を通して地域で実践しながら学ぶ機会が豊富にあることに魅力に感じています。
学業について
大学の授業は、専門用語がたくさんあり、最初は先生が話すスピードに慣れず大変でしたが、分からないことを聞くと優しく丁寧に教えてくれるので、安心して学ぶことができます。大学では、自分の興味がある授業が自由に選ぶことができます。特に私は、ソーシャルワークの授業に関心があり、歴史や役割、面談方法などを実践的に学ぶことができます。また1,2年生時のフィールドワークで「子ども食堂」に参加しました。中国にはない活動だったので、感動したことを覚えています。中国でもこのような活動が広がっていくと良いと思います。
学生生活について
私は所属している社会福祉学部は美浜キャンパスにあります。緑が多くて、海にも近く自然が豊かです。大学の近くにある大学指定アパートでひとり暮らしをしています。家主さんも親切で、サポートしてくれます。アルバイトは、近くのコンビニで働いているので、学業とアルバイトは両立できると思います。日本人の親友もでき、みんな親切で感謝しています。この数年は、コロナ禍でほとんどの授業がオンラインになりました。友達に会えないのは寂しいですが、分からないところを繰り返し視聴できるので、良い面もあります。

これから日本福祉大学を目指す学生へのメッセージ
美浜キャンパスは、留学生が少なくひとりになる時間が多いです。そのため「自分との付き合い方」を学ぶことが大切だと思います。私は、その時間に学校の勉強だけでなく、日本語の単語や文法、ソーシャルワークの専門用語を勉強しました。その勉強が、2,3年生でとても役立っています。 自分に自信が持てなかったり、不安があったとしても、ぜひ自分の弱いところを乗り越えて、自分の持っている力を出し切って、全力で挑戦してみてください。