取組・活動紹介

社会福祉協議会職員同窓会セミナーが開催され、社会福祉学部の学生と交流を行いました

トピックス

2022年3月7日

本学同窓会の認定同窓会「社会福祉協議会職員同窓会」が主催する『社会福祉協議会職員同窓会オンラインセミナー』が、地域ブロックセンターが協力して1月30日(日)に開催されました。

当日は、全国の社協で働く同窓生47名、社会福祉学部の学生で社協に就職を希望している学生17名、教職員10名の合計74名が参加して行われました。

講演

「これからの社協へ期待すること」と題し、渋谷篤男 先生(日本福祉大学 福祉経営学部(通信教育) 教授・元全国社会福祉協議会常務理事)から講演をしていただきました。
参加者からは、「社協が取り組んできた地域福祉推進の歴史と現在の動向を分かりやすく、御講義いただき、大変勉強になりました。」。また、参加した学生からは、「自分が社協で働く上でどうなっていくべきなのか、どのような活動を実践していくべきなのか考えることができました。」等の感想をいただきました。

シンポジウム

「社協は今、」~未来へのチャレンジ~をテーマに行われました。
本学を卒業して、社協の最前線で活躍している5名の同窓生から、それぞれの立場(業務)を通して直面している、今の地域福祉の様子や課題、それにむけて挑戦していることなど自由に語っていただきました。

コーディネーター

原田正樹 先生(日本福祉大学 社会福祉学部 教授)

発表者

川上修史 氏 (新潟市社会福祉協議会)(1988年度卒)
前山憲一 氏 (半田市社会福祉協議会)(1989年度卒)
大田勝信 氏 (都城市社会福祉協議会)(1990年度卒)
村田明日香 氏(石川県社会福祉協議会)(1995年度卒)
桂丈一郎 氏 (合志市社会福祉協議会)(2020年度卒)

参加者からは、「日福同窓生の社協職員の先輩、後輩の素晴らしい実践を聞かせていただき、私も一層頑張らなければと感じました。」、「報告者の実践に感銘しました。とともに、「自分も頑張ろう!」という刺激になりました。」。また参加した学生からは、「その地域ならではの特色を活かしたり、社会資源を活用する活動や、時代に合わせたアプローチなど幅広い視点の活動を知ることができて勉強になった。」、「全国各地でがんばっている社協マンの方々の顔を見ながらお話を聞ける機会は滅多にないので、元気付けられた面もあります。」、「社協で自分自身も活躍したいという気持ちになりました。」と前向きな感想がたくさん寄せられました。

参加者交流

13のブレイクルームに分かれて(20分を2回別の参加者となるようにして)参加者間の交流が行われました。
参加者からは、「オンライン上の制約はあるのもの、世代や地域を越えた交流機会は大切だと感じました。」、「学生さんが積極的に質問していただいて、卒業生がそれぞれの経験をもとにアドバイスをしていたので、お互いに役に立ったと思える交流でした。」。また、参加した学生からは、「社会福祉協議会同士の繋がりや社会福祉協議会に入るためにするべきことなど今私が気になっていることに対してとても丁寧に真摯に回答してくださりとてもありがたかった。」、「社協で働いていて一番魅力を感じる点などを教えて頂いたり、現在どのようなお仕事を担っているのか等、本当に様々な事をお教えいただきました。」、「先輩の皆様は、優しくなんでも答えてくださり、時には厳しい現状等を教えてくださり、これから就活をしていくにあたって背中を押してくださったように感じました。」と学生にとっても大変有意義な時間となりました。

全体会

「日福は今、」と題し、本学社会福祉学部学部長の野尻紀恵先生から、ご報告をしていただきました。
現在の大学キャンパスや社会福祉学部の紹介、教育目標、地域との連携などに加えて、現在の学生の様子など学生が作曲したラップ動画やスライドを使って報告をしていただきました。
参加者からは、「学校の雰囲気が伝わり、やはり自分がいたころのキャンパスとは相当変わったな~と、懐かしくお聞きしました。大学が養成する福祉人材像も理解することができました。」、「懐かしさを感じるとともに、今の学生や学校の取組などもお聞かせいただき、大学の良さを感じながら卒業生として一層頑張らないといけないと感じました。」。また、学生からも「日本福祉大学の学生は頑張っている!といったお話があったかと存じます。身が引き締まる思いがいたしました。更に勉強を頑張り、自分も貢献出来るように学びを増やしていこうと思う機会となりました。」などの感想がありました。

まとめ

今回のセミナーは、オンラインを使った初めての試みでしたが、全国の社会福祉協議会で働く同窓生同士が交流をし、このようなコロナ禍ではありますが、互いに切磋琢磨をして、もっと頑張ってみようと少し前を向けるような有意義な機会になったように思います。
また、参加させていただいた学生にとっても、全国で活躍している先輩方のお仕事に対する情熱や思いを知ることができて、これからの学びや就職意識など大変貴重な経験になったと思います。

社協職員同窓会では、2022年度も継続してこのようなセミナーを開催していく予定のようです。今後も多くの社協職員同窓生の皆さまにご参加いただけると幸いです。 全国8か所にある地域ブロックセンターも、継続的に協力をしていきます。