取組・活動紹介

卒業生に会ってきました(PICFA 原田啓之さん)

卒業生紹介

2021年1月5日

 佐賀県基山町の医療法人清明会きやま鹿毛医院の中にある「障がい福祉サービス事業所PICFA(ピクファ)」施設長の原田さん(2000年社会福祉学部卒)に会ってきました

 原田さんは、知的障がいがあるお兄さんと生活をする中で、「福祉とは何か?」「幸せとは?」「家族の想いとは?」と小学生ながら疑問を抱いていたそうです。福祉を学ぶことを決意し本学へ進学。夏休みに、帰省した原田さんに「お小遣いをあげる」と作業所で働いていたお兄さんが月2000円の工賃から1000円札をそっと渡してくれたそうです。
 何かを変えないといけない!と思う中で、障がいのある方が好きなことを仕事にでき、出来あがったものに付加価値を付けて販売することができないかと思うようになり、アートを仕事にする福祉施設の立ち上げから15年間勤務。数多くの経験を積みながら、福祉とアート、医療と社会とのつながりなど独自の発想で推し進めてみたいとの思いから、2017年に現在のPICFAを設立されました。

かつての診察室を改装したアトリエはステキな空間になっています。

 事業所の名称PICFA(ピクファ)とは、PICTURE(絵画)+WELFARE(福祉)からとった造語で、アートと福祉の両方を追い求めるという意味からPICFAと名付けたそうです。

病院の中にある事業所。廊下の両側にアトリエがあります。
5日間で約200名のボランティアが参加した博多駅前の4階建てビルの壁画

 PICFAの活動は、アート作品の創作活動を「仕事」として位置付け、絵画制作・販売、デザイン・イラストの提供、壁画、数多くのライブペイント等を行い、官公庁はもとより、多くの企業とタイアップをして商品デザインの制作やグッズの制作販売を行っています。

 日本福祉大学福岡オフィスでも、原田さんやPICFAの皆さんとは以前から多くの仕事をお願いしてきました。
 福岡オフィスのオリジナル封筒は、今年で7作品目となります。今年完成したデザインのテーマは、「僕達・私達のオープンキャンパス」(笠原さんの作品)で、大学がある知多半島の名所と、キャンパスに集う多くの仲間たちが描かれている作品となりました。

福岡オフィスのオリジナル封筒。
今年の新作封筒の表面・裏面です。
一人ひとりの表情が全て違っていて驚きの緻密さです。
福岡オフィスの壁には
PICFAの本田さんの原画が展示されています。

 さて、そんな原田さんが働くPICFAですが、先日、NHK「ハートネットTV」あがるアート(1)「アートが企業を動かした!」でも特集として放送されました。
 また、12月6日に、NHK厚生文化事業団ライブ配信フォーラム 「“あがるアート”で世界を変えちゃおう!」にも出演をされました。この時の模様が、2021年1月5日、6日の両日20時~20時30分の時間帯でNHKのEテレ「ハートネットTV」で放送される予定です。

 今後も、原田さんとPICFAの皆さんのご活躍を楽しみにしています。

障がい福祉サービス事業所PICFA 施設長

原田 啓之さん

HIROYUKI HARADA

  • 日本福祉大学社会福祉学部 2000年卒業

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