取組・活動紹介

法音寺大阪支院で「ふくし×おかね」のセミナーを開催しました

イベント

2020年12月24日

 12月6日(日)に法音寺大阪支院にて、大阪サテライト主催による「『少しの知識で豊かな生活を』~超高齢社会に知っておきたい ふくしとおかね~」というテーマでセミナーを開催いたしました。
 ※当日はコロナウイルス感染症対策として、本堂の出入り口で検温及び手指消毒を実施し、本堂内の座席は通常よりも間隔をとり全員マスク着用のうえでの開催となりました。

 講師にはファイナンシャルプランナーであり、本学同窓生の川本修先生(1989年社会福祉学部卒、現・兵庫県地域同窓会会長)を迎え、人生100年時代と言われる今、長くなった人生を支えるための“おかね”について講演いただきました。

 会場には30~80歳代の法音寺大阪支院の檀信徒の方々や昭徳会ケアハウス大阪安立の利用者の方々を中心に約80名が参加されました。

 川本先生から、世界各国と比べた日本の平均貯蓄額など、様々な政策の背景にかかわるマクロの視点から、身近な年金や住宅に関するミクロの視点を用いて、老後における “おかね”との向き合い方やかかわり方についてお話しをいただきました。また、現在猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響による日本の経済状況について、特別定額給付金(新型コロナウイルス感染症緊急経済対策)の話などを用いて分かりやすく解説いただきました。

 受講いただいた方からは「老後の経済(お金)は関心があったので、聞くことができてよかったです」、「年金を受け取るのはまだまだ先のことだと考えていましたが、お話しを聞いて将来のことを考えるきっかけになりました」、「もう少し若い時に聞きたい話でした」、「“当たり前”だと思っていた身近な部分を見つめ直し、学び、備えることが日々の生活の中で大切なことであると感じました。」などの感想が寄せられました。

 国内の高齢化問題に限らず、感染症や災害などの影響により、昨日まで当たり前にあった生活が明日も当たり前に訪れるとは言い難い世の中である現在だからこそ、私たち一人ひとりにとっての“ふつうのくらしのしあわせ”の実現を目指した学びのプログラムを今後とも提供していきたいと思います。