高校福祉科の教員免許と社会福祉士国家資格のW取得を目指している社会福祉学部人間福祉専修4年の横山実来さんにお話を伺いました。

 高校時代、進路に迷っていた時に福祉科の先生と話をする中で教員を志望するようになったという静岡県出身の横山さん。福祉科の教員になりたいと先生に伝えたところ、「それなら日本福祉大学がいいよ」と勧められ、本学への進学を決めたそうです。

 「将来は高校時代にお世話になった先生のように、生徒のちょっとした変化に気づいて声を掛けられる、そして優しいだけでなく、厳しいこともきちんと伝えられる教員になりたいと思っています。」

 大学生活もあと1年。
生活面では一人暮らしをする中で、自身の価値観に大きな変化が生まれたそうです。
「一人暮らしを始めた頃はホームシックになり、1ヶ月に1度くらいの頻度で帰省していましたが、周りに下宿生が多いため、今は連絡をすればすぐに友達が駆けつけてくれるので、以前ほど帰省せずに頑張れています。
一人暮らしをして学業と家事・アルバイトをきちんとこなしていくことの大変さを実感し、両親への感謝の気持ちがより一層強くなりました。今はまだ頼ってしまうところもありますが、将来の自立に向けて成長していると感じます。」

下宿の大家さんからはみかんや野菜をたくさんいただきます。
大家さんからいただいた筍とさやえんどうで筍ご飯を作りました!
今年は静岡県で福祉科教員の採用がないため、岐阜県の教員採用試験を受けます。

 学業面では、高校生の時に介護福祉士の実習に行った経験から介護施設の現状と課題に関心を持ち、ゼミで介護施設の人材不足について研究しているとのこと。
「大学で先生に言われた『自分のやりたいことをしっかり選択して後悔のないようにしなさい』という言葉が心に残っています。福祉科の教員になることは自分が選択して決めたことなので、本採用を目指して頑張ります!」と笑顔で話してくれました。

 大学で学んだ「ふくし」を高校生に伝えていくことで、福祉について興味を持つ若者が少しでも増え、福祉の未来が明るくなることを願っているという横山さん。明るく人懐っこい笑顔が素敵な横山さんなら生徒思いでみんなに慕われる先生になれると思います。後悔のないよう、自分が決めた道を進んでください!

日本福祉大学 社会福祉学部 社会福祉学科 人間福祉専修 4年

横山 実来さん

MIKU YOKOYAMA

  • 静岡県磐田北高等学校出身

「全国の皆さんへのメッセージ」

コロナで大変な時ですが、「ふつうの くらしの しあわせ」に向けて一緒に頑張りましょう!

<取材:豊橋オフィス>