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テーマⅤ 第2回地域別研究会を開催しました

テーマⅤ 第2回地域別研究会を開催しました

2017年11月2日(金)に大阪市立大学 杉本キャンパスにて、同大主催の公開FD企画である「第15回FD研究会」との同時開催にて第2回地域別研究会を行いました。同大の教職員やテーマⅤ採択校、その他の高等教育機関等から約120名が参加しました。

同大の荒川哲男 学長からの挨拶により開会し、次のプログラムのとおり、同大での学修成果測定指標や学修支援の実践的な取組紹介がされました。

<当日のプログラム>

趣旨説明 大阪市立大学 大学教育研究センター 西垣順子 准教授
報告①「学修成果把握ツールとしてのOCU 指標とその活用」 同大 教育改革担当特命副学長、経済学研究科 橋本文彦 教授
報告②「学修支援推進室における自律的学修・教育支援の可能性と現在」 同大 大学教育研究センター 飯吉弘子 教授学修支援推進室 佐々木洋子・小槻智彩・金丸彰寿 特任助教
報告③「工学部における学修支援の取り組み」 同大 工学研究科 山崎友裕 教授
報告④「理学研究科『数学相談室』の取り組みと学修支援推進室との協働」 同大 理学研究科 高橋太 教授
報告⑤「英語教育開発センターによる英語学修支援の実践報告」 同大 英語教育開発センター 野田三貴 准教授
【第2 回地域別研究会】テーマⅤ幹事校の事業紹介
第1 回地域別研究会の結果報告
採択校による取り組み報告
①「汎用的技能養成を目指した学修支援の試み」
②「日本福祉大学AP 取組状況報告」
日本福祉大学 AP 事業推進委員長、全学教育センター長 中村信次 教授
同大 全学教育センター 佐藤慎一 教授
兵庫県立大学 総合教育機構 横山真衣 特任助教
日本福祉大学 全学教育センター 村川弘城 助教
全体討論
コメント
大阪市立大学 教務担当部長、文学研究科 池上知子 教授
閉会挨拶 同大 大学教育研究センター所長 井上徹 教育・学生担当副学長

同大では全学部でAP事業に取り組んでおり、学修成果を可視化するための「OCU*指標」を設定しました。*Osaka City Universityの略 OCU指標は、論理的思考、情報活用、外国言語・文化、表現、社会貢献、問題解決の6項目により構成されます。この指標を用いることにより、多様な学生を多様に評価できるようになったり、また、科目を履修することでどのような能力を身に付けることができるのかを全科目に対して配分表にて示しているため、学生は自己の適性や目指すキャリアを意識して科目を選択することができるようになったりするなどの特徴があります。 この指標を用いた学修成果の可視化や、学修支援推進室(OCUラーニングセンター)での学修支援等を通じて、学生の自律的な学習を促進しています。

地域別研究会としては、8月に開催した第1回の報告をし、ワークショップで明確化したAP事業推進に関わる課題を紹介しました。来年1月に開催する第3回目より、テーマⅤ採択校間で課題に対する解決策を議論していきます。

続く取組報告では、兵庫県立大学が、学生の基礎力(全学的なディプロマ・ポリシーに対応した13項目のジェネリックスキル)を測定するルーブリックによる学生の自己評価の実施や、基礎力と科目の対応を表すカリキュラムマトリクスの開発について報告しました。 日本福祉大学は、同大学生が身に付けるべき基礎的な能力である「伝える力」、「見据える力」の育成を目的とした基礎リテラシー養成プログラム、リメディアル教育としての文章作成力養成プログラムの実践報告をしました。

会場の様子
大阪市立大学による取組実践報告
地域別研究会 事例報告(兵庫県立大学)
地域別研究会 事例報告(日本福祉大学)
全体討論