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テーマⅤ 第1回地域別研究会を開催しました

テーマⅤ 第1回地域別研究会を開催しました

 2017年8月31日(木)に日本福祉大学 名古屋キャンパスにて、テーマⅤの幹事校である本学主催で、大学教育再生加速プログラム(AP)テーマⅤ「第1回地域別研究会」を開催し、テーマⅤ採択校のAP事業に携わる教職員約60名が参加しました。

 

 これは、幹事校事業の一環として開催しました。今年度の幹事校事業としては、テーマⅤ採択校を対象に地域別研究会を3回開催し、卒業時の質保証の強化に関わり、採択校が抱える課題や関心に焦点を当てたテーマを設定して、取組状況や課題を共有する。同研究会で議論したことを全国シンポジウムで全国の大学、短大、高等専門学校や社会に発信することを計画しています。

 

 今回が初回ということで、各校の取組状況や各校が抱える課題を共有し、課題を明確化することを目的に、採択校の事例報告、話題提供、ワークショップを行いました。

 

 事例報告では、3校(東海大学短期大学部、山梨学院短期大学、大阪工業大学)に登壇いただき、特色ある取組みについて紹介いただきました。

 

 次に、国立教育政策研究所 高等教育研究部長・チューニング情報拠点 代表の深堀聰子氏をお招きし、「大学教育の質保証‐エキスパート・ジャッジメントで繋ぐ学位プログラムの学修成果と科目の学習成果‐」と題し、話題提供いただきました。具体的な学習成果の評価事例を踏まえながら、学修成果から単位制度、評価の枠組みまでを含めた学位プログラム全体を精緻に組み立てなおすことがテーマⅤの狙いであり、ディプロマ・サプリメントはそのためのひとつのツールであるということをお示しいただきました。

 

 続くワークショップでは、「学習成果の可視化と質保証」、「学修成果の把握」、「内部質保証とIR」の3つのテーマにて10グループに分かれ、各校が抱える課題を洗い出すとともに、一部の課題に対しては他の採択校からその対応策が示され、解決の糸口を見い出すことができました。今回のワークショップでは各校が抱える課題を明確化することができたため、次回以降の地域別研究会で更に情報交換を重ね、解決に向かうことで、それぞれの取組がよりよいものになればと考えています。ワークショップを経て、採択校間の仲もより近くなり、ざっくばらんに議論を交わすことができました。

 

 第2回の地域別研究会は11月に大阪市立大学と、第3回は来年1月に兵庫県立大学と協力して開催します。研究会での実施内容は来年2月のシンポジウムにて、AP採択校のみならず、全国の高等教育機関や社会に向けて発信していきます。

開会挨拶
事例報告(東海大学短期大学部)
深堀 聰子 氏による話題提供
ワークショップ 
ワークショップ