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12月19日 第4回ランチタイムFDを開催しました

 2012年12月19日(水)12:40より、半田キャンパス半田会議室2にて第4回ランチタイムFD 「就職までに身につけてほしい力とは何か」を開催し、講師にシーアンドエス株式会社 西塚 真貴子氏をお招きし、教職員11名が参加した。
 今年度は全体のFDのテーマとして「学生の就職先からみた大学教育について」を取り上げてきた。第4回ランチタイムFDでは、本学の卒業生を多数受け入れ、新人教育や人材開発を行っているシーアンドエス株式会社の西塚氏をお迎えし、「本学学生」に必要な力を考えることとした。多くの外部企業の方から指摘されている通り、本学学生は素直で優しい学生が特徴的であり、言われたことはきちんとこなす。しかし一方で、言われたこと以外はできない社会人になってしまう危惧もある。そこで、自ら考え、行動ができる学生を育てるための具体案が提示された。
 必要なことは身につけたい力を長い時間かけて習慣化することである。具体的には、案は1つではなく3つ以上考える、すぐに行動する、経験を振り返ることを学生に促す。さらに、習慣化するポイントとして、教員は学生に対して正解や明確な指示を出さずに質問する、日付や期限を決める(自分で決めさせる)、行動したことを承認する、の3点が挙げられた。ここでいう承認とは、行動に対する評価ではなく、存在や行動そのものに対する肯定的な態度である。フロアからは、大人数の中ではそういったきめ細やかな対応は非常に難しいのでは、学生は就職にすぐ役立ちそうにないことは行わないがどうすればよいか、といった質問が出され、大人数の場合は少人数でグループ化する、入学初年度から段階的に教育をすべきであるという回答が得られた。
 ランチタイムFDは、ざっくばらんな雰囲気で行われた。ランチタイム後に授業や会議がある教職員が多く、終わりがけが若干忙しなくなったが、FD終了後も残った教員が西塚氏に質問をするなど、有意義な時間となった。参加者アンケートもすべての項目において評価が高かった。

PDF参加者アンケート結果

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