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第47回ざっくばらんなカフェ
「ZAC de 絵本」で絵本の世界を楽しみました

 12月18日(日)に第47回たかはまざっくばらんなカフェ「ZAC de 絵本」がかわら美術館で行われました。プレゼンターを務めたのは、HAPPY CREATOR(ハッピー・クリエイター)のたかいよしかずさんと、日本福祉大学の教員の富田克巳さん。たかいよしかずさんは、マーブルチョコレートの「マーブルわんちゃん」や公文式のキャラクター「くろくまくん」、絵本『怪談レストラン』などの作者です。たかいさんが描いた高浜市の食育キャラクター「カワラッキー」が生まれて10年という縁もあって、今回のカフェが実現しました。
 カフェは、絵本を研究している富田さんが、たかいさんの生い立ちや描いている絵本のことなどを聴いていく形で進められていきました。参加者は3歳児から70代まで様々でしたが、どの年代の参加者も絵本に興味津々で身を乗り出して2人の話を聴いていました。

富田克巳さん(左)とたかいよしかずさん(右)。
絵本という共通項と2人の気さくな人柄で、初対面とは思えないほど話が弾んでいました。

 たかいさんの「HAPPY CREATOR」という肩書きについて富田さんから質問があると、たかいさんは「イラストレーターとしてイラストを描くだけでなく、絵本や映画もつくりたいと思った時に、最初は「ライフデザイナー」と名乗ってたんです。デザインの力で人の生活を楽しくしていこう!と思って。でも生命保険屋みたいだって言われて。みんなが考えてくれてハッピー・クリエイターにたどり着きました。でもカタカナより英語かなと思って、HAPPY CREATORという肩書きにしています。カタカナでもこだわらないですけど」と返し、会場の笑いを誘いました。その後は、たかいさんがなぜ絵を描くことを仕事にしたのか、どのようにして様々なキャラクターや絵本が生まれてきたのかなどに話が拡がっていきました。
 また、富田さんは絵本研究者の視点からたかいさんの絵本を分析。特徴のひとつでもある仕掛け絵本を紹介し、セロハンが貼ってあり懐中電灯で照らすと綺麗に光る絵本や、手で触わって触感を楽しむ絵本、予想外に飛び出す絵本など、読むだけでなくからだでわくわくする絵本を参加者全員で楽しみました。
 そして富田さんは、本の手触りを感じること、親子で目を合わせて反応を窺いながら読み聞かせること、声や速さを工夫して場面を表現していくことなど絵本ならではの良さを語り、「現代は様々な動画やデジタル絵本などがあるけれど、絵本だからこそ伝わること・残ることがある。そこを大人ももっと大切にしてほしい」と締めくくりました。

飛び出す絵本を紹介するたかいさん

カフェでは、たかいさんが描いたカワラッキーの可愛いお菓子も出されました

 後半はたかいさんの指導のもと、参加者それぞれがオリジナルキャラクター作りに挑戦しました。まずは、たかいさんの絵を真似して描き、その後で身体の形や目、口などのテンプレートを組み合わせて練習。最後に、自分で考えた名前や特徴を持つオリジナルキャラクターを描いていきます。練習の甲斐があって、参加者それぞれがためらったり迷うことなくキャラクターを描いていたのには、参加者自身も驚いていました。

参加者全員でオリジナルキャラクターづくりに挑戦しました

 「とにかく人が楽しんでくれることが自分も楽しい」「喜んでくれることが嬉しい」というたかいさんの雰囲気が伝わり、会場全体が楽しく笑いに包まれたざっくばらんなカフェになりました。

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