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第32回ざっくばらんなカフェ
「これからのシアワセの話をしよう」が開催されました

 第32回ざっくばらんなカフェは「これからのシアワセの話をしよう」をテーマに、2月14日(土)に高浜市いきいき広場で開催されました。まずは、それぞれの市の取り組みの紹介を行いました。長久手市の名久井洋一さんは、市民と市職員が交わっていく、楽しさを媒介にしたまちづくりの取組など、それぞれが役割を持って新しいまちのかたちを追求するまちづくりと居場所づくりについて紹介がありました。具体的な取り組みとして、「地域共生ステーション」「なでラボ」など人々が集まって交わりながら役割を持って解決できるための取り組みについて語られました。
 高浜市の榊原さんからは、地域の課題は地域の特色を活かして、自分たちで解決していく役割を担うまちづくり協議会や、持続的・継続的なものに人・担い手づくり、次の1手を自分たちで動き考えていく「シアワセづくり計画」についての紹介がありました。その中で、人が集まってできる事、地域でできる事、与えられるものでなく自分に出来ることは何かを考えることが大切だということを熱く語りました。

名久井さん(長久手市)

榊原さん(高浜市)

プレゼンの内容は高浜市まちづくり研究センター副センター長の吉村輝彦さんにより記録されていきました

 その後に行った吉田一平さん、吉岡初浩さん、飛び入りで加わった東浦町長の神谷明彦さん、コーディネーター平野隆之さんの座談会では、まず『“たつせがある”とは何か?』について、神谷さんから「暮らしている人に幸せを感じてほしい」、吉田さんから「職員が何もかもやってしまうので、市民にも分かるようなカタチでホームで人をどうしたらいきいきするのかを考えたい」、吉岡さんから「市長をはじめ行政がたつせがないことが市民にとってたつせがあること」とそれぞれ話されました。
 まちづくり協議会については、吉岡さんからは、「事業の切り出しから何がやれるんだろう、地域にとって自分の予算を持ってやれることもあるかもしれない、自分たちの地域で暮らしやすさを考えることは大事」と高浜市の取り組みをベースにした発言がありました。その後、平野さんから、「ワークショップをやったりするけど少ない人数だと、職員はどこまで関わっていくのか」と言った意見や吉田さんからは、「持続可能性は多様性、酒の話をたとえると発酵を促すようにしていく。行政のルールから外れるものが面白いし、幸せとは多様な切り口、わいわいがやがやのプロセスが大事、幸せとは関われるかどうかだ。」と考え、神谷さんからは、「何でもやる課が成り立たない時に金がないからやらされるといった受け身の姿勢で良いのかどうか。満たされないものがある時に、そこに意思があり、自主的にやったら達成感があるはず」とそれぞれの思いが語られました。
 まとめとしては、たまり場的機能や課題解決型機能がうまく機能しているかを見ながら、次のステップに向かっていくことが大切で、長久手の「地域共生ステーション」も終着駅ではなく、そこから次の展開にどう繋ぐのか。単なる“たまり場”ではなく、そこにやってくる人がいろいろ多様なものを持ち寄って、そこから刺激を受けて何か出ていく。揉めてもいいので、みんなが作ることが出来るかが大事。全体を見ながら、個々の意見を出してみようと締めくくられ、両市長および東浦町長のまちづくりに対する思いをコーディネーター平野さんが上手に引き出していきました。

左から東浦町長神谷さん、長久手市長吉田さん、
高浜市長吉岡さん、コーディネーター平野さん

89名の参加者で会場は満員

 第2部のカフェタイムでは、長久手市と高浜市からの参加者が同じテーブルに座り、「これからのシアワセ」を感じられるまちづくりに市民が関わるきっかけづくりやそれを持続するための仕掛けづくりなどについて語り合いました。第1部の3名の首長の話や他市の違う視点からの意見を聞いて、まちづくりのヒントがあったり自分たちの市のまちづくりについて再認識したりと、とても熱気のあるカフェが展開されました。
 行政主導ではなく、創発性を持ってまちづくりを応援していけるようなプラットホームとしての機能を果たすため、このようなテーマでのざっくばらんなカフェを、今後も継続的に開催したいと思いました。

今回のお菓子 いが饅頭(高浜市) 

壹茶(長久手市)

長久手市民と高浜市民によるカフェでの話し合いの様子

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