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第19回ざっくばらんなカフェ「地球の裏からBoa tarde(コンニチハ) 
-近くに住んでる、外国から来た人のこと知ってる?」が開催されました

 日本福祉大学 高浜市まちづくり研究センターが企画運営している「たかはま ざっくばらんなカフェ」は、年齢や職業等、様々な立場の人々がテーブルを囲み、「ざっくばらん」に話すことを楽しむカフェです。毎回異なるテーマが設けられ、前半はプレゼンターが話題を提供、後半はカフェを楽しみながら参加者が自由に語り合う形で開催され、2011年7月の開始以来、今回で19回目を迎えました。
 2013年度3回目のカフェは、「地球の裏からBoa tarde(コンニチハ) -近くに住んでる、外国から来た人のこと知ってる?」がテーマ。
 高浜市に住んでる人が100人集まると、そのうちの5人は外国から来た人やその家族で、その中でも一番多いのはブラジルの人たち。だけど、お互いのことを良く知る機会がなく、お互いが「なぜ?」と思っている“違い”を話し合って理解しあうため、プレゼンターであるブラジル出身の方やブラジル在住経験のある日本語の先生、10年間以上ブラジルのこと調査研究している進行役より、それぞれ話をしていただきました。

◆第1部はプレゼンターの話を聞きました。

 梅野メグミエリカさんからは、1990年に雪が降っているのをはじめて経験したこと、自動販売機の多さなど、の日常生活や違いを感じたことや、ブラジル人といっても日系、ハーフ、結婚してきた人の3種類あって、それぞれ文化の違いもあることについて話されました。
 梅野直さんからは、1960年にブラジルに渡り、1989年日本(神奈川)に来たが、文化の違いや人間関係のため、半年でブラジルに帰りたくなったことが話されました。「ゴミの捨てる」ことについても、ブラジルでは清掃する人のため街でゴミを捨てるが、日本はポイ捨ては良くない行為であったことなど具体的な習慣の違いについて、分かりやすくお話していただきました。
 奥村ロドリゴヒデキさんからは、高浜市がいかに外国人にとって暮らしやすいか(住民届が親切にすべて書かれている。ポルトガル語の広報・通知。学校での通訳配置。)について紹介されました。また、文化の違いについては相手の文化を尊重することが大切だと話をされていました。
 日本語教師の鈴木しげ子(2006-2008年にシニアボランティアとしてブラジルで日本語を教える仕事をされていた)さんからは、ブラジルでは親切にされたのでまた行きたい、人と人との関係は、お互いに知ること・話すことが大切であることを教えられたことが語られました。いろいろな課題もあるが「今を大事にする」、違いがあるから離れるのでなく、そこから始めること、気軽に話すことから多文化共生をしていくことが必要との話で締めくくられました。
 プレゼンター及び進行役の松宮さんの話された内容は、副センター長の吉村輝彦さんに記録されていきました。吉村さんは「相手文化の尊重」し、「文化・習慣の違い」を理解するため、気軽にお互いに話すことが必要だ、と第1部を締めくくり、後半のカフェタイムへとつなげました。

 後半のカフェでは、58人の参加者が7つのテーブルに分かれました。プレゼンターをつとめた方やブラジルの方や日本語教師の方と言葉や文化や習慣など普段なかなか話をする機会のないブラジルのことについて話をしました。年齢も10代から70代と幅広い参加者たちがプレゼンターの話を聞いて、思ったこと感じたこと、聞いてみたかったことなど質問したりして、自由に話し合いました。

 今回のカフェでは、ブラジルの方にお菓子を作って持ってきていただき、料理もブラジル料理屋で作っていただいたものを持ち込みました。また、飲み物についてもブラジル食材店で買ったものを用意し、ブラジルの雰囲気満載のカフェでした。
 ブラジルについていろいろな話が出来て、理解が深まっただけでなく、お互いの距離が近く感じられるようになって有意義だったとの感想も寄せられました。
 特に、今後は多文化共生の社会となって行くので、この企画がお互いの相互理解のきっかけになっていくと良いなと感じました。

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