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食についてみんなで考える!
第18回ざっくばらんなカフェ
「今日の会場チューボーだがね!-高浜の食を考える―」が開催されました

 日本福祉大学 高浜市まちづくり研究センターが企画運営している「たかはま ざっくばらんなカフェ」は、年齢や職業等、様々な立場の人々がテーブルを囲み、「ざっくばらん」に話すことを楽しむカフェです。毎回異なるテーマが設けられ、前半はプレゼンターが話題を提供、後半はカフェを楽しみながら参加者が自由に語り合う形で開催され、2011年7月の開始以来、今回で18回目を迎えました。
 2013年度2回目のカフェは、「今日の会場チューボーだがね!-高浜の食を考える―」がテーマ。
 「6月は食育月間だけど、食育って何だか難しい」との印象を払拭する意味もあり、進行役より当日の参加者にその場で現在の食生活について質問をして、その内容も踏まえて、誰もが実践できる「食」について高浜の巨匠(プレゼンター)たち4名にそれぞれお母さんシェフ、農業チャレンジ青年、保健師、管理栄養士、の立場から語ってもらいました。

「食」について考えるということで
第1部はクッキングスタジアムでプレゼンター(巨匠)の話を聞きました

 お母さんシェフの海方恵子さんからは、楽しい気持ちになってほしいので「キャラ弁」を作るようになったこと、子どもたちが自分で作る体験を通して自然に食に興味を持ってくれるようになったことなど「食と子育て」について話されました。また、食育がコミュニケーション、人の輪、感謝を育むきっかけになるので、自分も出来ることから関わっていきたいという思いが伝わってきました。
 チャレンジ農業青年の木村博行さんからは、市内の中学校やスーパーの食品残渣から堆肥づくりを行い、その堆肥を使って地産地消を目指す取り組み(①ローゼル栽培、②吉浜まちづくり協議会と「福祉農園」、③、高浜の名産野菜を作ろう)が紹介されました。この取組みは園芸療法の効果があるとされており、自分で作ることよって、体力面だけでなく、創造的な表現、計画・準備・判断が出来る、自分の行動や結果に対する自己評価が高まること、今後は、「自立支援」や「働く場の提供」、「まちづくり」につなげていきたいという展望についてもお話いただきました。 保健師の横山佳枝さんからは、子どもにとって、食は栄養だけでなく、育ちへ影響があることなので、小さい頃からの取組みがとても大切であることが紹介されました。
 栄養管理士の太田知美さんからは、①栄養バランス( お米の消費が50年間で半分になり、肉や油の消費の増加したこと。)、②自分で作る(作れなくてもコンビニやファーストフード店があるから困らない)、③楽しく食べる、というキーワードから、安全・安心の確かめ方(カップめんの原材料をきちんと読むと様々な調味料、添加物が入っていることがわかる)まで、身近で具体的なお話をしていただき、食について考えることが出来ました。
 4人のプレゼンターのプレゼン内容は、副センター長の吉村輝彦さんに記録されていきました。吉村さんは「食」はその人の価値観を反映している。食と健康の距離感について、その「食」を通してざっくばらんに考えていきたいと第1部を締めくくり、後半のカフェタイムへとつなげました。

 後半のカフェでは、50人の参加者が8つのテーブルに分かれました。プレゼンターをつとめた食の巨匠から日常的に食事を作られている主婦や普段あまり「食」を考えることが少ない方、年齢も10代から70代まで、さまざまな方が、ご自身の食についてやプレゼンターからの話を聞いて思ったこと感じたことなどを自由に話し合いました。

 今回のカフェでは、地元の食材を使って食育ボランティアの方が当日カップケーキを焼き、飲み物も「あいちの水」を用意し、安全な食材を使用した出来たてのカップケーキが大好評でした。  「食」については、これから毎日関わってくることなので、このカフェを「食」について見直すきっかけにしていきたい。自分1人だけでどうすればいいか悩んでいたが、いろいろな話を聞きまた話が出来て良かったとの感想が寄せられました。
 特に、小さな子どもは親が出すものを食べて育っていくので、選択肢がなくその重要性を再認識する時間となりました。

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