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映画『タカハマ物語』完成!
―熱く語ろう―「第11回たかはま ざっくばらんなカフェ」を開催しました

地域の活性化につながる場として、全国各地でコミュニティ・カフェが開かれています。人の付き合いや地域の絆が希薄化してきたなかで、福祉や子育ての課題について話し合ったり、より多くの人が集まる行事や仕掛けを模索するコミュニティ・カフェ。そこでは、誰もが気楽に、かつ継続して参加できる雰囲気を作るために様々な努力や工夫がなされています。
日本福祉大学高浜市まちづくり研究センターは、高浜市の“福祉と健康でまちづくり”を推進するため「たかはまざっくばらんなカフェ」を企画し、この1年間で10回を開催してきました。第11回目となるカフェは、高浜に住む人たちがスタッフや出演者となって創り上げた、まさにまちづくりそのものの映画『タカハマ物語』をテーマに「タカハマ物語meetsざっくばらんなカフェ」と題して、8月18日に高浜市中央公民館で開催されました。

市民による市民が主役の映画を話題に、80人以上が参加したたかはまざっくばらんなカフェ

はじめに、映画を制作したKids Now(きずな)実行委員会の神谷環光さんが「映画制作はとても印象的でエキサイティングな体験でしたが、映画を作ること自体が目的ではありません。その過程で出演者はもちろん、スタッフやサポーターとしても高浜に住むたくさんの若者や子どもが関わりました。彼らが高浜について考えながら行動する機会になったことに、もっとも意義を感じています」と、背景を説明しました。これを受けて、市民ボランティアとして制作に携わった神谷朝美さんがコーディネートを務め、制作スタッフと出演者によるパネルディスカッション「タカハマ物語が高浜に投げかけたもの」が行われました。

上段左から:神谷環光さん、神谷朝美さん、石丸みどりさん
下段左から:野々山光秋さん、山田賢吾さん、トメ・エイコさん

監督・脚本を担当した石丸みどりさん(愛知淑徳大学講師)は「映画制作を通して感じた高浜の印象は、瓦を焼くかのような熱気と情熱にあふれた人々。出演者は違和感なく役柄に溶け込み、スタッフやサポーターの皆さんは、いつも元気で真剣に参加していました」と振り返りました。鬼師(鬼瓦を焼く職人)・古沢役を演じた野々山光秋さんは、知人に勧められて戸惑いながらもオーディションを受けたエピソードを交えながら「今、台本を読み返しても自身が感動する物語。特別なドラマではないかもしれないけど、市民が高浜を身近に感じながら、夢を持てる映画です」とアピールしました。高浜市の中高生が活動する「バコハ」の運営スタッフで、制作スタッフと役者を兼任した山田賢吾さん(高校生)は「スタッフとしての責任感と、役を演じる楽しみ・興奮を味わえたことが最高の思い出。自分を大きく成長させてくれると信じています」と、高浜の将来を担う若者の頼もしさを感じさせるコメントを述べました。また、日系ブラジル人で作品でも日系のマリア役を務めたトメ・エイコさんは「日本語が得意でないという設定に合わせて、しゃべり方を変えたことが苦労した点。でも歌手に憧れている自分の夢が、映画では市民コンサートのステージに立つことで具現化し、本当に楽しかった。参加した若者みんなが成長しました」と作品について語ってくれました。

「映画は出発点、この次のアクションが大切」など前向きな議論が行われました

その後、参加者は数人ずつで12のテーブルに分かれ、作品の内容や今後の高浜市のまちづくりへのつなぎ方などを話題に、自由に語り合いました。「続編にも期待したい」「これをきっかけに瓦産業を活性化させたい」といった高浜市のPRにつながる意見や「市内の学校やイベントでも上映して、多くの市民・子どもたちに高浜の魅力を再認識してほしい」「映画づくりに参加して盛り上がった若者の熱意を、これからのまちづくりに持続的に引き込みたい」などの地域活性化に関する意見が交わされました。
映画「タカハマ物語」は9月2日に市内で公開され、来年は全国でもキャラバン上映を予定しています。
次回のざっくばらんなカフェは、障害者福祉施設での工作・ものづくりの実践を話題に、9月17日(月)の開催を予定しています。詳細が決まり次第、ウェブサイトの「イベント情報」でご案内します。

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