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誰もが、地域で、ともに暮らす…
惣万佳代子さんが第7回ざっくばらんなカフェで語りました

3月17日(土)に開催されたざっくばらんなカフェでは、富山県から惣万(そうまん)佳代子さんをお招きし、「地域の中でともに生きていく ―大家族たかはまの実現に向けて―」をテーマにお話しいただきました。
惣万佳代子さんは、デイサービス「このゆびとーまれ」の理事長で、17年前に看護師仲間2人と共にこの施設を立ち上げました。この施設の理念は「だれもが、地域で、ともに暮らす」。高齢者だけ、障がい者だけ、といった縦割りではなく、赤ちゃんから高齢者まで、障がいがあってもなくても、誰もが1つ屋根の下で家族のように一緒に過ごすことができる施設です。
全国的に有名なこの施設の話を聞こうと、この日は10~70歳代の幅広い年齢層の方々が市内外から詰めかけ、初めて100人を越える大規模なカフェとなりました。福祉施設の職員や、福祉科のある高浜高校の教員と高校生、医師や看護師など、立場の異なる様々な方が惣万さんの話に耳を傾けました。

惣万さんの熱い話に身を乗り出して聞き入る参加者も

惣万さんからは、「このゆびとーまれ」の日常の1コマを切り取ったたくさんの写真が示されました。赤ちゃんを抱っこしながら笑みを浮かべる認知症のおばあさん、みんなの食事を作ったり子どもの面倒を見ている障がいのある男性、障がい児と一緒に無邪気に遊ぶ子どもたち…。ここでは誰もが、お世話をされるだけでなく、時にはお世話をする側になるそうです。1人ひとりが役割を持って生きていく姿こそが本来の姿であり、これこそが「地域」である、ということを惣万さんが富山弁で熱く優しく語ると、参加者から感嘆の声がもれました。
熱い雰囲気そのままに、後半のカフェタイムでは、惣万さんと会場とのやりとりの時間が設けられました。参加者からは「見学に行きたい」「地域をどのように巻き込むのか」といった積極的な質問が出る一方で、反対に惣万さんから高浜高校生へ「なぜ福祉科に入ろうと思ったのか」といった質問が返されるなど、和気あいあいとした一幕も。また、社会福祉法人知多学園の管理栄養士から、デイサービスセンターでも人気の高い水ようかんと鬼まんじゅうがカフェのお菓子として出され、会場全体が優しい雰囲気に包まれました。
惣万さんの力強いメッセージは「地域の中で自分は何の役割を担うのか」「何ができるのか」をそれぞれに問うきっかけを作り、参加者は熱い想いを共有することができました。

会場中を巻き込むような大きな動きとともに、熱く優しい富山弁で語る惣万さん

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