科目名 子どもの保健演習

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
1 2 後期開講 加藤 恵子、後藤 文枝

テーマ
子どもの発育・発達、健康増進、疾病予防、事故予防を支援するための専門知識と必要な実技を習得する。

科目のねらい
<キーワード>
子どもの発育・発達  健康状態の把握とケア
感染症と予防  子どもの事故の特徴と安全管理・安全教育
救急法

<内容の要約>
核家族化、母子家庭・父子家庭、生活困窮等により、乳児期からの保育ニーズが増加している。そうした中、乳児期からの発育・発達の知識、それを踏まえた上での子どもの健康状態の把握、発育発達に合わせた支援、子どもの健康と病気、事故予防、応急処置等子どもの生活の場としての保育所での必要な知識や技術を学び、現場での実践力を身に着ける。

<学習目標>
保育における保健活動は、子どもの人権を守る活動であることを認識できる。
子どもの発育・発達の正常のめやすと異常について理解できる。
子どもの日常を観察し、健康状態や発熱等の疾病に対処できる。
子どもの事故予防及び事故対応等の応急処置ができる。
子どもに必要な生活環境を養育者とともに考えることができる。

授業のながれ
オリエンテーション   子どもの保健演習の進め方、子どもとはどういう存在か、バイタルサインを知る
子どもの発育。発達  発育の評価方法(カウプ指数、成長曲線など)、脈拍・体温の測定
子どもの健康状態   子どもの生活習慣、脈拍と血圧測定、呼吸数、健康観察の方法@
子どもの保育環境   手洗い・うがいの方法、負傷時の衣服の着せ方・脱がせ方
よくかかる病気(感染症を中心に)  症状別看護の方法、健康観察の方法A
子どもの事故      事故の特徴、事故防止と安全教育、子どもの虐待、チャイルドビジョン作成(幼児視野メガネから子どもの特性を実体験する)
いざという時の応急処置@  異物除去、アレルギー疾患、アナフィラキシーショックへの対応、エピペン講習
いざという時の応急処置A  さまざまな体位、心肺蘇生法、 AEDの使い方、まとめのテスト

準備学習の内容・学ぶ上での注意
日常的に子どもと接する機会や観察する機会を意識的につくり、保育士として必要な「子どもを理解する」、「健康と異常の違いに気づく」、「子どもや養育者の要求を理解する」、「子どもの養育環境としての地域保健活動のあり方を探る」などの問題意識を持てるようになってほしい。様々な実習場面では、子どもの特性を理解した上で、積極的に参加し、必要なスキルを獲得してほしい。

事前事後 学習内容 時間数
事前 子どもの特性を理解した上での授業実施前の調べ学習 7
事後 毎回の復習及び課題レポート提出 8

本科目の関連科目
子どもの保健、児童・家庭福祉論

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 30%
授業内でのレポート・課題等 70%
その他  0%
授業への参加状況、学習成果を見る小テストおよびそれぞれの課題到達度、毎回の授業レポート、課題レポートなどによって総合的に評価する。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>榊原洋一監修 小林美由紀執筆  <テキスト名>これならわかる子どもの保健演習ノート 改訂第3版追補 <出版社>診断と治療社



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