科目名 医学概論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 後期開講 西岡 大輔

テーマ
医療従事者等との連携・協働を実現するために、さらには困難を抱える人々の健康に関する権利を守るために、ソーシャルワーカーができることをみんなで学びましょう。

科目のねらい
<キーワード>
健康  人体の構造
ライフステージ  疾病と障害
リハビリテーション

<内容の要約>
医学概論の授業15回を通じて、社会福祉士に必要な医学知識と姿勢を学びます。15回のうち、5回はオンデマンドによる学習を行います。全体像としては、まず総論として人体や健康のことについてディスカッションをしながら学びます。各論では、人体について初めて学ぶ人にとっては難解なところもありますが、なるべく平易に解説をします。知識の整理が多く聴講の場面が多くなりますが、適宜ディスカッションやクイズなど双方向性を意識しながら進めます。また、疾病と障害についてひとつひとつ丁寧に学びます。人体について初めて学ぶ人にとっては難解ですが、イメージが浮かぶように解説をします。知識の整理が多く聴講の場面が多くなりますが、適宜ディスカッションやクイズなど双方向性を意識しながら、以下の事項を学ぶことを目標とします。

<学習目標>
社会福祉士がなぜ人体を学ぶ必要があるかを説明できる。健康の定義と、人々がもつ健康の意味や価値観について説明できる。健康に影響を及ぼす社会的要因を知る。健康増進を目的とした公衆衛生や保健医療対策について理解できる。
健康の定義と、人々がもつ健康の意味や価値観について説明できる。
人々が経験しうる疾病と関連する障害について知り、その状況を想像することができる。
健康に影響を及ぼす社会的要因を知る。健康増進を目的とした公衆衛生や保健医療対策について理解できる。

授業のながれ
なぜ社会福祉士を目指す人が「人体」を学ぶのか?をみなさんとのディスカッションを通じて学んでいきます。人体の構造と機能について紹介していきます。
「健康」とは何か?について、受講生とディスカッションをします。健康と疾病の定義について確認します。また国際生活機能分類についても併せて学びます。
健康増進を目的とした公衆衛生について理解します。特に、「健康」に影響を及ぼす「社会的要因」とは何かを説明できるようになり、身近に潜んでいる社会的要因に目を向けてディスカッションします。
健康の維持に重要な役割を果たす保健医療対策について理解します。その上で受講生の視点、立場、経験からどのような政策が有効かをディスカッションします。
1)〜4)の授業の内容を整理してまとめます。最後に、授業中に指摘した重要事項に関して小テストを実施します。
ライフステージにおける心身の変化と健康課題を学びます。受講生や身近な人がいまライフステージのどのステージ立っているのか、どのような健康課題を抱えやすいかをディスカッションします。
疾病の発生要因と病変の成立機序について学びます。どのようなメカニズムで人体に疾病や障害をもたらすのかを理解します。
障害について学びます。障害の種類、定義、基準などを理解します。障害を抱えている人の援助をするにあたり、医学的な観点から留意すべきことなどを学びます。
リハビリテーションについて学びます。リハビリテーションの定義や目的、その対象、方法について理解を深めます。
6)〜9)の授業の内容を整理してまとめます。最後に、授業中に指摘した重要事項に関して小テストを実施します。
感染症について理解します。新型コロナウイルス感染症を含みます。感染症に関わる人類の差別の歴史を学びます。
先天性疾患、血液疾患、肺疾患、腎疾患、消化器疾患を学び、関連する障害や難病について理解します。
神経疾患、骨・関節の疾患、目・耳の疾患、精神疾患を学び、関連する障害や難病について理解します。
悪性腫瘍、生活習慣病、脳血管疾患、心疾患について学びます。関連する障害や難病を理解します。
医学部で行われている健康の社会的決定要因に関する講義を聴き、社会福祉を学ぶ自分達と医学部生との視点の違いを確認し、チーム医療に向けた学びの一助にします。

準備学習の内容・学ぶ上での注意
適宜、Youtubeによるオンデマンド授業やオンライン授業の形式をとりますが、本記載事項に影響はありません。 対面授業であっても、オンライン授業であっても、友人や教員とのディスカッションを通じた理解を促していきます。 事前事後に学習すべき内容を講義担当者のホームページやYoutubeで細かく紹介しています。ぜひ確認して、出席してください。

事前事後 学習内容 時間数
事前 事前学習として、Youtubeにアップされている「健康の社会的決定要因」に関する動画を視聴してください。https://youtu.be/lVXPG_hx4jk 2
事後 事後学習として、医療機関で生じる患者の権利侵害の可能性について次のリンクから学んでください。https://youtu.be/S2h64rSG-9Q 2
事後 事後学習として、医療機関でできる患者の権利を守る活動を次のリンクから学んでください。https://youtu.be/3CPaEDkKLjw 2
事前 事前事後ともに、講義を担当する西岡のホームページのひとつひとつのコンテンツを読むことで医学概論の講義内容が深まります。https://daisuke-nishioka.com 12
事後 事前事後ともに、講義を担当する西岡のホームページのひとつひとつのコンテンツを読むことで医学概論の講義内容が深まります。https://daisuke-nishioka.com 12

本科目の関連科目
すべての科目に関連する。特に、ソーシャルワークの基盤と専門職、ソーシャルワークの理論と方法、高齢者福祉、障害者福祉、児童・家庭福祉、貧困に対する支援、保健医療と福祉には強く関連する。

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 50%
授業内でのレポート・課題等 50%
その他  0%
この授業は100点満点で成績をつけます。 集中講義1日目:確認テスト+小レポート20点 。集中講義2日目:確認テスト+小レポート20点。 オンデマンド:小レポート10点。 期末レポート:50点。期末レポートは講義最終日に受講生のみなさんと確定し、評価の方法を双方向的に決定します。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



(C) Copyright 2024 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。