科目名 学童保育論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 4 前期開講 森崎 照子

テーマ
学童保育は共働き、ひとり親家庭、その他の理由により、昼間養育できない家庭の学齢期の子どもを対象に、放課後や学校休業日に保護・愛護・教育する。その実践と理論を探究する。

科目のねらい
<キーワード>
保護者の働く権利と子どもの健やかに育つ権利  学童保育の法制度ー現状と課題
現在日本における子どもの放課後と学童保育  学童期の子どもの発達と学童保育
子どもの命(心と体)を愛しむ営み

<内容の要約>
学童保育の現状や法制度などの基本的な事柄、学童保育における実践的な課題にも焦点を当てて学ぶ。その際、学童保育の実践記録や関係者による手記や写真などを教材として積極的に使用し、実感をともなわせて理解できるようにする。

<学習目標>
学童保育の生活づくりや実践から学童保育指導員の専門性を理解することができる。
学童保育の歴史と法制度を理解することができる。
学童保育に通う子どもの生活と発達を支える学童保育指導員のチームワークを理解することができる。

授業のながれ
学童保育の目的と役割
学童保育の歴史と制度の変遷
学童保育実践の構造と学童保育指導員の専門性
学童保育における保育計画づくり
学童保育の内容:学童保育の生活づくり
学童保育の内容:しょうがい児を含めた生活づくり
学童保育の内容:子どもと自然
学童保育の内容:学童保育における子どもの遊びと文化
学童保育の内容:個々の子どもへの関わりと異年齢集団づくり
学童保育における子どもへの保護・愛護・教育と大人の連携
学童保育実践の技能:学童保育実践のプロセスと学童保育カンファレンス
学童保育実践の技能:学童保育の子ども文化ー伝承遊び(けん玉の基本技)
学童保育実践の実際:事例研究1
学童保育実践の実際:事例研究2
まとめ:学童保育の子どもと家族、学童保育指導員の働き甲斐

準備学習の内容・学ぶ上での注意
@推薦図書を必読すること。Aプリントを配布するので、ファイルなどに綴じて各自で管理すること。B授業ではメモをとることを習慣にすること。Cグループ活動やグループディスカッションを積極的に取り入れて授業を展開するが、これは現場の子どもとの人間関係づくりや職場の仲間とのチームワークに役立つことを認識して主体的に学ぶこと。D学童保育の子どもの遊び文化の一つであるけん玉の基本技を取り入れるが、これは、遊び心を仲間と共有し、共感しつつ基本技を習得することを重視する。

本科目の関連科目
児童福祉論・社会福祉論・障害者福祉論・保育原理・学童期の発達と心理・心理臨床論・スポーツ・レクレーション論・演劇論・小児栄養・家族援助論・ソーシャルワーク・社会福祉技術・精神保健・看護学・児童文学・保育内容論・保育計画論・保育方法論

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
20%
0%
0%
70%
10%
@グループディスカッション10%、A毎回の授業ごとのレポート20%、B定期試験70%で評価する。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>森崎照子 <テキスト名>磨き耕す保育者のまなざしー学童保育カンファレンス <出版社>かもがわ出版



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