科目名 発達と言葉(保育内容D)

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 今井 美都子

テーマ
乳幼児期の言葉の発達とその指導法。乳幼児期の言葉の発達に関する基礎知識を理解する。保育園・幼稚園における子ども主体の発達過程を理解する。また、乳幼児の発達に合わせた絵本を選択する力を養い、発達段階、場面、季節に応じて適切かつ上手に絵本の「読み聞かせ」ができるようになる。

科目のねらい
<キーワード>
乳幼児期の発達と保育  乳幼児期の言葉の発達
言葉と発達の実際(いまそこにいる子どもの姿を知る)  絵本の「読み聞かせ」実践の極意

<内容の要約>
乳幼児期の発達段階に沿いながら、言葉の発達との関係の基礎知識を学ぶ。発達に合わせて絵本を選び「言葉と発達」を大切にした読み聞かせ・ブックトーク・紙芝居・わらべうた等を実践して技術を習得する。また子どもたちが言葉を獲得し、豊かな感覚・表現力を身につけていくための保育園・幼稚園での取り組みを実例を紹介し、わかりやすく解説する。さらに、子どもの言葉とメディアとの関係を考察し、保育者の果たす役割を示す。

<学習目標>
乳幼児期の言葉の発達を学ぶことで、子どもの心に寄り添う言葉をかけることができるようになる。
乳幼児期の発達段階に対応した絵本を選び、子どもと一緒に絵本(言葉遊び)を楽しむことができるようになる。
絵本の「読み聞かせ」、「紙芝居」を楽しむ技術を習得することができる。
保育現場の実際を知り、様々な立場の子どもの心に対応することができるようになる。

授業のながれ
オリエンテーション 幼稚園教育要領、保育所保育指針における「言葉」 参考文献の紹介
乳幼児教育と言葉、言葉の機能について
乳幼児期の発達の特性と言葉@おおむね6ヶ月未満
乳幼児期の発達の特性と言葉Aおおむね6ヶ月から1歳3ヵ月未満
乳幼児期の発達の特性と言葉Bおおむね1歳3ヵ月から2歳未満
乳幼児期の発達の特性と言葉Cおおむね2歳
乳幼児期の発達の特性と言葉Dおおむね3歳
乳幼児期の発達の特性と言葉Eおおむね4歳
乳幼児期の発達の特性と言葉Fおおむね5歳
乳幼児期の発達の特性と言葉Gおおむね6歳
絵本の読み聞かせの方法と紙芝居の演じ方、わらべうたについて
絵本の「読み聞かせ」実践発表@
絵本の「読み聞かせ」実践発表A
言葉の発達とメディア
まとめ(変化している子どもの言葉と発達の関係について等

準備学習の内容・学ぶ上での注意
急速に変化している子どもの実態を把握するために、日常生活でも意識的に子どもの行動、発する言葉を観察すること。社会状況に関心を持ち、子どもとの関係・関連性を調べ、講義内容と合わせてみながら考察する。様々な絵本に関心を持ち、できるだけたくさんの絵本を読み楽しむ機会をもつ。積極的に子どもたちの集まる場所に行って、一緒に遊んだり絵本を読んだりして、子どもたちの様子を体感すること。

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
30%
30%
0%
40%
0%
毎回、講義内容についてのコメントを提出。言葉に関するレポート。絵本の「読み聞かせ」実践とレポート。発達段階と言葉についての小テスト。授業に取り組む姿勢等も考慮し総合的に評価する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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