科目名 都市の防災

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 前期開講 村井 裕樹

テーマ
建築や都市における災害について、主に建築の火災を対象とし、現状の理解および防災計画の考え方を理解する。

科目のねらい
<キーワード>
建築  都市
火災  安全
避難安全のバリアフリー

<内容の要約>
我が国では毎年多くの火災が発生し、時には数多くの犠牲者をもたらしている。
その現状を理解し、火災と建築の関係、火災と人の関係について基礎的知識を学び、安全を確保するための法制度や技術、建築計画の考え方について学ぶ。また、自力で避難することが困難な災害時要援護者が多く滞在する医療施設や福祉施設の火災安全と建築計画・避難計画についても理解する。

<学習目標>
火災に関する基礎的な知識を学習し、その現状を理解することができる。
火災のメカニズムについて理解することができる。
建築の火災安全と法制度・技術について理解することができる。
火災安全を考慮した建築計画の方法を理解することができる。
医療施設や福祉施設の火災時の安全について、建築計画の視点から考えることができる。

授業のながれ
ガイダンス,建築計画における防災計画の役割
建築・都市の防災と安全−建築単独の火災と都市火災の特徴
建築・都市災害の歴史
火災の基礎1−燃焼・火災性状が建築空間に与える影響
火災の基礎2−煙の特性を考慮した建築計画の考え方
防火・防煙の技術1−内外装設計・消防設備設計と建築計画の関係
防火・防煙の技術2−防排煙設計と建築計画の関係
避難行動1−避難行動と心理・行動
避難行動2−避難器具の特徴・役割と建築計画への活かし方
防火規定1−建築基準法の仕様規定に基づく建築計画・耐火設計の考え方
防火規定2−耐火性能検証法に基づく建築計画・耐火設計の考え方
避難規定1−建築基準法の仕様規定に基づく建築計画・避難計画の考え方
避難規定2−避難安全検証法に基づく建築計画・避難計画の考え方
医療施設・福祉施設の火災安全と建築計画での配慮点
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
講義に出席しない学生、真面目に講義に臨まない学生には単位取得が非常に困難な科目です。
真面目に参加できる学生・防災と安全の関係に興味のある学生の参加を希望します。
事前・事後学習を十分に行うこと。

本科目の関連科目
設計科目すべて

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
10%
10%

80%

定期試験、レポート課題(適宜出題)、演習課題(適宜出題)により評価する。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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