科目名 老年看護学概論

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 後期開講 梅本 充子

テーマ
高齢者の加齢による身体、精神、心理的特徴や高齢者を取り巻く社会動向および生活の変化について学び看護の役割について学習する。

科目のねらい
<キーワード>
高齢者   加齢 
理念・役割    ICFモデル
パーソンセンター・ド・モデル

<内容の要約>
老年期の発達段階を理解し、高齢者の加齢による身体、精神、心理的特徴や高齢者を取り巻く社会動向および生活の変化について学ぶ。それらをふまえ、老年看護の理念、役割を理解する。また生活機能を重視した看護実践として、ICFモデルやパーソンセンター・ド・モデルの考え方を習得する。さらに介護保険制度や多職種との連携、高齢者の人権と倫理問題、尊厳についても学習する。


<学習目標>
高齢者の加齢による心身の特徴や高齢者を取り巻く社会背景について述べることができる。
老年看護の理念、役割について述べることができる。
ICFモデルやパーソンセンター・ド・モデルの考え方を理解できる。
介護保険制度や家族、多職種との連携について知ることができる。
自分とは違う時代を生きた高齢者を知ろうとする努力を続けることができる。

授業のながれ
老年観の育成の必要性
ライフステージとしての老年期の特徴
加齢変化と身体(身体の特徴)
加齢変化とこころ(知能と記憶 老性自覚 エイジズム 死に対する見方)
加齢変化と社会(役割 経済的基盤 生活パターン)
老年看護の理念と役割 
老年看護に必要な看護概念と理論(ICFモデル)
老年看護に必要な看護概念と理論(パーソンセンター・ド・モデル)
高齢者を取り巻く社会動向と保健、医療、福祉の連携について
介護保険とサービス
高齢者と家族支援
高齢者の人権と倫理問題
老年期への適応 プロダクティブエイジング(社会参加、生涯学習)
高齢者との対話からの学びと発表
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
高齢者に関わるトピックに興味、関心を示し、新聞等のマスメディアに注視すること。
日ごろから身近な高齢者に感心を持ち講義との関連を考えるようにすること。
授業の中で高齢者との対話をしてレポートを作成し発表することになっています。
身近な高齢者と会話ができるよう体験しましょう。

本科目の関連科目
基礎看護学、看護過程演習 老年看護学実習T 老年看護方法論 老年看護学実習U 老年看護学実習V 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他

10%

90%

定期試験と「高齢者との対話からの学び」レポートを加味して、総合的に評価します。

テキスト
■テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>北川公子他21名 <テキスト名>老年看護学 <出版社>医学書院
<著者>梅本充子 <テキスト名>グループ回想法実践マニュアル  <出版社>すぴか書房
<著者>上田 敏 <テキスト名>ICFの理解と活用 <出版社>萌文社



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