科目名 生涯教育論U

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 松田 武雄

テーマ
社会教育と生涯学習の理論と実践に関する全体像を学ぶ。子どもから青年、おとな、高齢者にわたるすべての世代の生涯学習について学ぶとともに、現代日本が直面している様々な課題にたいして社会教育と生涯学習がどのように取り組むことができるのかを学ぶ。

科目のねらい
<キーワード>
社会教育  生涯学習
地域づくり

<内容の要約>
人は学校だけで学ぶのではなく、子どもは学校外の家庭や地域社会で学び、さらに学校卒業後も、青年やおとなは社会や職場で学び続けていく。社会教育は主として学校外の教育を指しているが、現代のように社会が大きく変動している時代には、学校教育だけでは不十分であり、社会教育の重要性は大きい。しかし。現代日本の社会教育は大きな困難を抱えている。新自由主義的な政策のもとで、社会教育の公的な責任が弱まって民間に委託されたり、自治体の財政難のもとで社会教育行政が縮小し、社会教育職員が削減されたりしている。講義では、このような状況にある現代の社会教育と生涯学習の課題と今後の可能性について考えたい。

<学習目標>
社会教育と生涯学習の理論について学ぶことができる。
社会教育と生涯学習の多様な領域について学ぶことができる。
現代社会の課題解決に社会教育と生涯学習が果たす役割を学ぶことができる。

授業のながれ
オリエンテーションー社会教育、生涯学習とは何か
現代の社会教育と生涯学習ー現代社会における社会教育と生涯学習の理論と実践について学ぶ
家庭教育支援・子育て支援と社会教育ー子育て支援と社会教育・生涯学習との関連について学ぶ
子どもの社会教育ー子どもの社会教育について小学生の学校外教育活動を中心に学ぶ
青年期の課題と現代社会教育の役割ー現代社会における青年問題と青年支援について考える
現代の貧困と成人基礎教育ー現代社会の貧困問題に社会教育と生涯学習がどのよう迫ることができるのかを考える
高齢者の教育・学習のまちづくりー高齢者の社会教育・生涯学習と地域づくりについて考える
社会教育・生涯学習の施設・行政とボランティア活動ー社会教育・生涯学習の施設とそこでのボランティア活動の意義について学ぶ(その1)
社会教育・生涯学習の施設・行政とボランティア活動(その2)
社会教育・生涯学習の施設・行政とボランティア活動(その3)
NPO・市民活動と社会教育ーNPO・市民活動を通じた学びの意義について学ぶ
大学と地域の連携による地域社会教育の創造ー大学が中心となって地域貢献をする意味と具体的な事例について学ぶ
沖縄の地域共同体と社会教育ー沖縄は日本の中でもユニークな社会教育を展開しており、その活動を紹介する
国際成人教育と開発途上国の生涯学習ー国際的な成人教育の政策と中央アジアの生涯学習について紹介する
全体のまとめを行う

準備学習の内容・学ぶ上での注意
この授業では、テキストを使い、毎回、テキストに基づいて講義する。授業前には、あらかじめ当日の章について読み、疑問があれば授業で質問してほしい。

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
0%
30%
70%
0%
定期試験によって評価する。

テキスト
■テキストを使用する
□レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
<著者>松田武雄 <テキスト名>新版 現代の社会教育と生涯学習 <出版社>九州大学出版会



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