科目名 体育科指導法

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 3 後期開講 吉田 文久

テーマ
学習指導要領に示された体育科の「目標及び内容」の理解し、また民間教育団体の実践に学びながら、授業計画づくり、具体的な授業展開、そして評価という一連の体育の授業づくりについて学ぶ。

科目のねらい
<キーワード>
教科内容  できる・わかる
体育の学習集団論  異質協同
教材開発・教材づくり

<内容の要約>
小学校学習指導要領体育科において、体育の目標はもとより、第1学年から第6学年までに設定された目標を知り、その内容として位置づけられた各領域の学習内容、加えて体育理論についても理解する。その上で、小学校現場における官製の研究指定校での実践、民間教育団体の実践を比較検討しながら、体育の授業づくりについて学ぶ。そこでは、教科内容の明確化、教材選択の方法、教材開発・教材づくり、教授行為、評価という授業づくりの核となる作業への理解とその実践力を身につける。

<学習目標>
学習指導要領に示された体育の目標、内容について理解することができる。
体育の授業づくりに求められる教科内容の明確化から評価活動まで、授業構成要素の理解ができる。
具体的な授業づくりの視点をもって体育の授業づくりの今日的課題を見いだすことができる。
体育実践を批判的に分析し、自身の授業づくりのイメージを持つことができる。

授業のながれ
オリエンテーション (「私が受けた体育の授業」「他教科との違い」 を考える:グループに分かれ、交流する)
体育の授業はどのようにつくられているか(体育の指導案とはどのようなものか、体育の授業づくりの実際:実践記録を紹介)
体育の授業はなぜ「好き嫌い」を大切にするのか? 〜体育の授業ならではの学びとは〜
授業は教師が教えたいことがあって成り立つ 〜教科内容という概念〜
現場教師は学習指導要領とどのように付き合うか?
体育の授業で扱う「教材」「教具」とは?
教師が独自に開発する教材とは? (目の前の子どもたちが学ぶにふさわしい教材とは何か)
「できる」だけを追及する体育の授業の問題点とは?
体育の授業で大切にしたい学び合う関係 〜体育におけるグループ学習とは?〜
体育の授業特有の教師の行動や指導技術とは? 「ティーチャーとコーチャーの違いを考えてみよう」
小学校にも体育の理論的学習は必要か?
運動会と体育の授業の関係とは?
小学校における「保健」の扱い
通知表と「評価」
まとめ 〜体育の授業づくりの基本的な考え方〜

準備学習の内容・学ぶ上での注意
授業づくりには子ども理解が欠かせません。小学校の子どもたちと触れ合い、接する機会を積極的につくって子どもたちの姿を受け止め、授業に臨んでください。そうすると授業の理解が深まり、自身の課題もよく見えてきます。同じ小学校教員免許を取得しようとする仲間とディスカッションしながら授業を進めていければと思っています。

本科目の関連科目
「スポーツ実技」(1年生)、「スポーツと文化」(1年生)、「スポーツ専門演習TU」(2年生)、「各教科指導法」

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
0%
20%
0%
0%
80%
授業期間内に課すレポート及び試験、毎回のミニレポート及び出席で評価します。なお、1回の欠席につき5点減点とする。

テキスト
□テキストを使用する
□レジュメを使用する
■未定 (最初の授業で指示する)
 



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