科目名 地理学概論B(地誌を含む)

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 2 前期開講 雨森 直也

テーマ
人文地理学の主だったテーマを取り上げるとともに、いくつかの世界観を紹介する。また、地誌としてアメリカ、南アジアを取り上げる。

科目のねらい
<キーワード>
社会  世界観
アメリカ地誌  南アジア地誌

<内容の要約>
本講義は人文地理および地誌(南アジア・アメリカ)を学ぶ。人文地理学は経済学や文化人類学、社会学、歴史学などに隣接し、広範な人文社会科学の一部である。学生は多岐に渡る問題に対し、関心をもつ必要がある。他方、地誌については南アジア・アメリカを取り上げ、それらの地域が抱える諸問題について議論をする。

<学習目標>
1.人文地理学がおおよそどのような学問か説明できる。
2.代表的な世界観を様々な角度からとらえることができる。
3.地理学が課題とする諸問題を中等教育の教員として学生に教えることができる。
4.アメリカ、南アジアの諸問題について自ら問題意識を持つことができる。

授業のながれ
1.イントロダクション―地理と地理学―
2.立地と地理学―現代的な立地と伝統的な立地―
3.交通と地理学―現代社会の移動を支える交通―
4.分布と地理学―照葉樹林文化の広がりと共通点―
5.民族と地理学―民族の境界とは―
6.世界の解釈(1)―中華思想(1)―
7.世界の解釈(2)―中華思想(2)―
8.世界の解釈(3)―オリエンタリズム―
9.世界の解釈(4)―文明の生態史観―
10.インド地誌(1)―炭鉱王国の諸問題―
11.インド地誌(2)―焼かれる嫁の問題―
12.アメリカ地誌(1)―アメリカ・黒人差別の歴史と問題―
13.アメリカ地誌(2)―エスニック・グループとその問題―
14.アメリカ地誌(3)―過ぎた資本主義―
15.まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
地理学はいわゆる高校までの地理とは異なる。また、本講義は中学校教員免許取得にも対応しており、レベルはやや高いものとなっている。そのため授業のながれに見られるキーワードについて、相応の知識が必要である。テキストは特に指定はしないが、日頃から書籍などを通じて学習しておくことを勧める。
※講義の進捗状況によって、内容を変更することがある。

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
30%
20%

50%

定期試験(50%)、講義時に配布する考察コメント(毎講義ごとに0〜2点で採点)(30%)およびフィールドワークをもとにした人文景観に関するレポート(20%)によって成績を評価する。人文景観に関するレポートは講義時に説明する。一部の講義はフィールドワークをもとにしたレポートに振り替える場合もある。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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