科目名 国際経済

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
4 2 後期開講 茶谷 淳一

テーマ

科目のねらい
<キーワード>
外国貿易  比較優位
外国為替  ドル
貧困

<内容の要約>
「世界は誰かの仕事で成り立っている」。某清涼飲料のコマーシャルのセリフですが、現代を生きる私たちの暮らしを的確に表現しています。地中海の漁師が養殖したマグロをバイト先の回転寿司でタイで栽培されたわさびを付け、中国で生産された箸と皿に載せて家族で食べる。私たちの暮らしの中の、特別ではない一コマです。現代ほど、私たちの暮らしが世界の人々の暮らしと密接に結びついている時代はないでしょう。しかし情報があふれ、インターネットで簡単に遠く離れた人たちとコミュニケーションできるようになっているにもかかわらず、逆に私たちが世界の人々の暮らしを意識することがなくなっているように思われます。そこでこの授業では2つの角度から「私たちの暮らしと世界の結びつき」について考えてみたいと思います。一つは国際経済。私たちと世界の人たちがどのように結びついているのかを考えます。ここでは外国貿易や外国為替のしくみ、そして国際通貨ドルの「秘密」など、国際経済の基本的なことがらについて学びます。二つ目は世界経済。世界で何が起こっているのかを学びます。TPPや途上国における貧困や人身売買、海外に渡った日本の若者たち=「和僑」etcなどをビデオを見ながら、「私たちとのつながり」について考えます。

<学習目標>
国際経済の基本的な構造と動態についての基礎知識を身につける
すすんで新聞を手に取り、世界で起きている経済的な諸問題に関心をもち記事を理解しようとする姿勢を身につける。
ビデオを見て、すぐに自分の考え(@わかったこと、Aわからなかったことや疑問に思ったこと、B理解したことへのコメント)を簡単なレポートにまとめられるようになる。
現代の国際経済や世界経済の諸問題の中から、一つ以上、進んで説明できる。

授業のながれ
国際経済@講義のねらいと進め方、評価について 日本の貿易構造
国際経済ATPP
国際経済Bなぜ後れた国が輸出できるのか
世界経済@ビデオ「もし世界が100人の村だったら」
国際経済C産業の空洞化と保護主義
世界経済Aビデオ「揺れる外国人労働者の町−打ち寄せる韓国経済のひずみ」
国際経済DHO仮説と交易条件
世界経済Bビデオ「和僑−アジアで見つけるボクらの生き方」
国際経済Eモノカルチャー構造と貿易
世界経済Cビデオ「日本国債」
国際経済F新しい貿易の試みーフェアトレード
世界経済Dビデオ「人事も経理も中国へ」
国際経済G外国貿易についてのまとめ
世界経済Eビデオ「エネルギー争奪戦−日本の逆襲」
国際経済H外国のモノを円では買えません 両替と外国為替
世界経済Fビデオ「新富裕層VS.国家−富をめぐる攻防」
国際経済I外国為替のしくみ
世界経済Gビデオ「ファンドマネーが食を操る−穀物価格高騰の裏で」
国際経済J外国為替相場はどのように決まるのか?(1)
世界経済Hビデオ「マネー氾濫−世界経済に異変」
国際経済K外国為替相場はどのように決まるのか?(2)
世界経済Iビデオ「社会を変えたい−ボクらの挑戦 ソーシャルビジネス」
国際経済L「1ドル=120円」は単なる数式か?
世界経済Jビデオ「成長か死か−ユニクロ40億人市場への賭け」
国際経済M「USドル」が国際通貨になった理由
国際経済N国際通貨ドル=アメリカの特権
世界経済Kビデオ「途上国での人身売買(1)」
世界経済Lビデオ「途上国での人身売買(2)」
国際経済O外国為替についてのまとめ
授業のまとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
@最良の学習方法は現実の社会・経済の動きを知ることです。新聞を読み、テレビのニュースやドキュメンタリーを見ましょう。A世界経済のパートは毎回ビデオを見て、ミニレポート(@もっとも理解したこと、発見したこと、Aわからなかったこと、疑問に思ったこと、Bビデオの内容に関するコメント、さらに考えてみたいこと)を書いていただき、数人に発表していただきます。B国際経済のパートは単元ごとの学習のまとめを兼ねて小テストをします。小テストを欠席して後日受けることはできません。C現代の国際経済や世界経済を理解する上で欠かせないような事象が起こった場合は、授業内容を変え、その説明をしたり、ビデオを変更します。よって授業が計画通り進まないこともあります。D世界経済パートのビデオはその他の理由でも変更することがあります。E講義中はレジュメの余白にメモを取りましょう。

本科目の関連科目
国際金融

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他
10%
40%
0%
50%
0%
定期試験と2回の小テスト、世界経済パートの毎回のレポートによって評価します。このレポートには発表や発言、取り組み状況を含みます。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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