科目名 フレッシュマンイングリッシュU−2

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
1 1 後期開講 高橋 すみれ

テーマ
実際に英文読解を行いながら、英語学習の中で「個々の力を活かしうる」方法を探っていく。

科目のねらい
<キーワード>
developing different ways of learning English  reading and interpreting sentences
finding ways to be a “better” learner / teacher   viewpoints to cope with difficulties

<内容の要約>
授業の中心となるのは、@英語の表現のしくみを学びながら英語で書かれた文章を読み、実際にそこから「英語や言葉を学びやすくするための」ヒントを見つけていくタスク活動である。授業の中では、“LD= Learning Differences” をキーワードとし、学習上で生じうる困難さ、および従来とは異なる様々な形で子どもが学習していくためのヒントを扱った文章を取り上げ、実際そのうちいくつかを学生自身の学習の中でも試してもらうことになる。そして、期末課題ではそこから得られた知識や感覚、そして自分の強みを生かし、自ら英語教材の企画・開発に取り組んでもらうことになる。自らも大学で学ぶ中、自分以外の「支援を必要とする学び手」の存在を視野に入れて学習するという、多面的な形で「学習」を捉えられることを目標とする。並行して、前期の小テストにかえて、A前回の授業内容の理解を確認するペーパーを各回の冒頭に課し、B学生各自に「最近気になった英語フレーズ/素材」を紹介してもらうプレゼンテーションの時間を設ける。

<学習目標>
英語のしくみの理解をもとに、英語の読解力、およびその獲得や活用を促す可能性を自らのうちに育んでいくための土台をつくることができる。
諸実践を通して自分や人をその性質、強みや力、弱点を含めた総体としてよりよく理解する視点をもち、「教育」や「学習支援」のかたちを考えることができる。
英語のインプット(読解、解釈)をアウトプット(表現)に創造的につなげていくことができる。

授業のながれ
Welcome back!/Let’s Vote!:後期授業のガイダンスと予習案内・前期末課題のふりかえり
Assertiveness:人とのかかわりについての意見交換
You can learn in different ways (1):様々な学び方を知る
You can learn in different ways (2):「絵」を「読み」にどう活かすか
You can learn in different ways(3):「音」を意識した学び方
You can learn in different ways(4):音声ガイドを作る
You can learn in different ways(5):交換日記ワークショップ
Find some “coping” strategies(1):映画のシーンの英語から登場人物の「困難」を読み取る
Find some “coping” strategies(2):映画のシーンから英語で「コーピング」を学ぶ
Ten ways to be a better reader(1):「よく読む」ためにできる工夫
Ten ways to be a better reader(2):リーディングガイドを作る
Ten ways to be a better reader(3):リーディングガイドを使って読解
Ten ways to be a better reader(4):教育者・支援者としてのふりかえり・補助教材を作る
Ten ways to be a better reader(5):教材作成のレビュー
Final Task Workshop:期末課題をもとにした展示発表会

準備学習の内容・学ぶ上での注意
・後期受講中に欠席が計5回を超えると欠格となる。また、遅刻するとその回冒頭のペーパー回答ができなくなる。気をつけよう。
・担当を決めて「最近気になった英語フレーズ/素材」を学生諸君に小講義してもらうパフォーマンスの時間を設ける。
・授業内容をよりよく理解し、次回の授業に積極的に参加するためにも、予習・復習では和英・英和辞書を活用することが望まれる。テキストや授業で不明な点がある時は遠慮せず質問するように(その質問は理解につながり、きっと他の学生の役にも立ちます)。
・欠席してしまった週は、NFU.jpでの掲示を参照し、次週に備えよう。
前期同様、各自が授業方針を理解した上で、責任をもって受講することを原則とする。そのため、不明な点があれば申し出ることをこちらからもお願いしたい。
・授業の成果は、各回の積み重ねを通して得られるものと考えている。そのため、普段の授業に対する学生の取り組みを十分に評価したい。


本科目の関連科目
 

成績評価の方法
課題・小テスト
レポート
中間試験
定期試験
そ の 他




100%
@前回授業内容確認のためのペーパー(1点まで×10回)−10%
A授業への取り組み(授業内での発言・質問・パフォーマンスなどにポイントをつける)―45%
B各回のレビューシート記入(一回分の書き込みごとに1点)−15%
C期末課題の作品(教材)作成(必須。最高30点まで)―30%
上記を加点項目とする。私語が多いなどの行いが授業進行の支障となってしまう場合、減点対象となるときがある。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



(C) Copyright 2015 Nihon Fukushi University. all rights reserved.
本ホームページからの転載を禁じます。